虚ろなる者への鎮魂歌(メモ)

今日も戯言更新。


「それは、赦される事ではない」
俺は呟く、誰に聞かせる事も無い言葉を何処へとも無い虚空へ。
「如何なる理由があろうとも、如何なる手段を講じようとも」
それは自分へと向けた言葉か、それともここには居ない誰かへの言葉か。
呟いている俺自身すら、既に判らない。そもそも、この呟きに意味は無い。
「既に起こってしまった事を無かった事にする事だけは、するべきではないし出来ることではない」
それは過去に対する贖罪か、それとも現在に対する警告か、はたまた未来に対する弁解か。
「それは自分自身を否定する事であり、自分に連なる全ての人に対する侮辱だ」
呟きながらそっと右手を左手で押さえる。
「それを知ってか知らずか人は、今を生き足掻く」
何かを抑える様に、何かを解き放つ様に。
「故に人生は、どんなものであろうとも輝いている」
対の腕に力が篭る。
「だからこそ、その今を生きる事を否定する貴様を」
掌に輝光が宿る。
「俺は、絶対に赦さない」


微妙。主人公の性格が掴みきれん。というより、このままだと少年漫画の王道になってしまう、鬱。もう少し、設定を固めるべきだろうか。