おすすめ二次創作小説を紹介してみる
元々二次創作小説を読みたくてインターネットに手を出した駄目人間だったりするので、今でも自分で書く以上に他人様のブツを読みふけっていたりする。そして更新速度を落としまくったりしている……駄目だろ、俺。
まぁ折角時間を消費しているのだから、何らかの形で還元するべきだと思ってみたりしたので、例の如くリスト化して紹介してみたりしようと思う。
Fate/stay night
・Brilliant Years(へみるworld)
第六回聖杯戦争モノ、UBW True End準拠。
倫敦編を経て現在いよいよ物語は佳境へと向かっている。
hollow ataraxia発売前からの連載なので、今となっては幾つか原作非準拠となったオリジナル設定も見られるが、面白ければそんな矛盾はどうでもいい。
シリアス長編としては屈指の出来、願わくばこの物語に祝福に満ちた結末を。
・Fate/In Britain(Strauss Works)
倫敦編モノ、UBW Normal End準拠。
短編連作と言った倫敦での日常を描いた本編と、冬木や埃及での活劇を描いた長編の二種類に分かれる。笑いあり涙あり感動ありの大作二次創作小説。
尤も、最近更新速度が鈍っているのが少々気になってみたり。
・Fate/Sword&Sword(VEILLの本棚)
第六回聖杯戦争モノ、UBW Normal End準拠。斬魔大聖デモンベインとのクロスオーバー。
Fateとデモンベイン、まともにクロスオーバーしたら絶対インフレになる事間違い無しな設定を見事に最後まで書ききった作品。魔導元帥だとか教授だとかのサブキャラも総動員して立ち向かうは外なる神々――――そんな熱い、燃える物語。
まぁ細かい事を言うと、デモンベインは1920〜30年代のアメリカっぽい合衆国が舞台だったような気がするので、200X年の日本の西日本に存在しているっぽい地方都市を舞台としたFate/stay nightとクロスオーバーさせるのは少々無理がある様な無い様な……激しくどうでもいいと思うけどな。
・君よ還れ、我が胸に(新世紀に踵落とし)
UBW Normal End準拠。
『世にも珍しいアーチャー/大河』な二次創作……藤ねぇがこれ程に萌えるモノだったとはと愕然させられた作品。
どうでもいいが『結局何で残ってるんだよコピーバカ』などと無粋な突込みをしてはいけない――――考えるな、感じるんだ。
新世紀エヴァンゲリオン
・2nd RING(NACBOX GARACTERS)
LRS作品として、或いは逆行モノとして最高峰の評価を受けている長編作品。
『能力のインフレ』や『妙に都合の良い展開』を使わずに、違和感無く"強いシンジ"を描いている魅力的な作品。尤も、俺はLAS派なので諸手を挙げて傑作認定出来なかったりするのだが。嗚呼、忌わしきは己の性癖よ。
・後ろ向きでも全力で走れ!(暇潰立寄所 投稿作品)
逆行モノ、ギャグなのかシリアスなのか。『サードインパクトを起こした使徒は"繰り返すようになる"』という設定の下で繰り広げられる悲喜劇。先の展開の読めなさは秀逸過ぎるのだが、ラストが少々綺麗に終わり過ぎているような気がしなくも無い。どうせならオチが欲しかったとか思ってみる。
スレイヤーズ
・約束の言葉/契約の言葉(TEA ROOM【閉鎖】)
第12巻『覇軍の策動』からの分岐(だったっけか?)、ダーク&シリアスな展開な作品。
閉鎖した上に、ロボット検索弾いていたっぽいのでThe Internet Archiveでもログが見つからないのが残念極まりない。まぁ以前に補完しておいたので個人的には読むことが出来るのだが、それでは紹介の意味が無いと思ってみたり。評価としては『SFCに見られるような第三部設定を無視するとするなら、こっちの方が好き』だったりする。
ドラゴンクエスト5 〜天空の花嫁〜
・王宮のトランペット(王宮のトランペット)
DQ5の物語を各種設定を付け加えながらラインハット王家を中心に描いた大河小説。
原作では後半無視されっぱなしなヘンリー達が活躍している、尤も殆どオリジナルの様な気がしなくも無いが。
ファイナルファンタジー8
・その後のFF8(PC+亭)
FF8のEnding後の話を描いた長編小説、人として欠けていたものを少しずつ取り戻してゆく伝説のSeedとその他多数達。物語の展開は原作を活かした面白いものだと思うが、表現で好き嫌いが出るかもしれない。後、カップリングとかも。
Ultima Online
・教師クレイス物語(Welcome to Magincia【閉鎖】)
元UO情報サイト、現役プレイ時代は随分とお世話になったものだ。
未完のまま閉鎖してしまったのだが、小説関連のページだけはまだ残してあったりする。
所謂主人公(とその仲間達が)最強設定なCQ高い小説だったりすると思ったりするが、実在のプレイヤー達を元にした愉快だったり切なかったりする物語は秀逸だと思う。願わくば小説だけでも完結して欲しかった作品。