思い出の作品達 第二十九回 「ドラゴンクエスト4 〜導かれし者たち〜」

ドラゴンクエストIV

ドラゴンクエストIV




 『8逃げで会心連発』『838861コイン=4ゴールド』『ザラキ神官』……何かまともな評価よりもネタ色が強い印象があったりするが、『馬車システムやAIシステムの導入』『勧善懲悪とは言い切れない(DQとしては)異色のシナリオ』『変形して強くなっていくラスボス』『と言うか、Lv1の勇者を抹殺しようと積極的に動くラスボス』など、それまで培ってきたイメージから脱却すべく様々な試みが仕掛けられている作品。
 尤も、前作が『ロトシリーズの集大成』『偉大なる父を越えて悪に挑むという王道な設定』『社会現象にまでなったファミコンブーム/RPGブームの渦中だった』という諸々の好条件の元で作り上げた文字通りの伝説には流石に適わなかったものの、ドラゴンクエストシリーズを通してみれば3と並んでその後の基礎を完成させたと言えるだろう作品。
 
 まぁ、その後『度重なる発売延期(5とか7とか)』『練り込み不足のシステム(6とか7とか)』が目立つ様になる訳だが。後、『リメイクやスピンオフ作品の多発』もか。モンスターズやトルネコは一発ネタとしてはかなり優秀だったけど、続編が悉く中途半端な出来だったしな。