紹介No.51 DQ6が不人気な件について(FFDQ)

 成功作を持つが故の無難作が裏目に出まくった凡例といったところなのかね。
 転職システムも仲魔システムも面白いアイデアであったけど、下手に二匹目の泥鰌を趣向を変えて狙ったからこその失敗。
 DQ6〜7にかけての批判や誹謗中傷ってのはそこに尽きる気がするのは同感。
 
 ……だけど、ゲームバランスを調整する際に気づかなかったのかねゆう帝。
 だって、6のシステムがどうしても没個性的な感じになることぐらい、テストプレイ段階で気付きそうなものだと思うのだが。
 現に、俺も複数回通してプレイしたけど(耐性を除けば)モンスターも人間も変わらないから、態々手間を掛けてまでモンスターを主戦力に使ったことは全然無かったし。
 精々馬車に入れて満タン係に使うぐらいだけど、それすら既存の人間キャラクターで代用利く訳で。
 ……やはりシステム面で『個人に多様性求める転職システム』と『全体で多様性を醸し出す仲魔システム』とでは
 相性が悪過ぎたという事なのだろうか。
 
 ……じゃあシナリオはと言えば、これまた中途半端だという非難が絶えない。
 FC末期に発売されたDQ4と同じく『容量不足によるイベント未消化』が悪評価の根源っぽいが、意図的に『(発売を間に合わせる為に?)重要な伏線を未回収のままで脚本を書き上げた』感が漂うのも事実で……
 ……やっぱ、フォローのしようが無いよなぁ。
 
 俺としては『単体作品でみればやり込み甲斐のあるスルメゲーとして7共々評価に値する作品』って感じの意見に同意だけど、同時にスレ中で指摘されていた『万民受けする作品じゃない時点でDQとしては失格』との意見にも考えさせられる気がする。大作を作る上で一番重要な点が欠けてしまっていたのがこの辺りの作品(FFで言えば8とか12とか)なんじゃないだろうか。