思い出の作品達 四十六回 「不思議のダンジョン2 風来のシレン」

不思議のダンジョン2 風来のシレン

不思議のダンジョン2 風来のシレン




 千回遊べるローグタイプダンジョンRPG不思議のダンジョン」シリーズ2作目にして、CHUNSOFTオリジナルタイトルである「風来のシレン」の記念すべき初代作。前作に当たる「不思議のダンジョン トルネコの大冒険」があくまでローグタイプダンジョンRPGとしては基本的な要素のみを搭載した初心者向けの作品だったのに対して、本作ではより繰り返し楽しめるように様々な要素が組み込まれている。
 その代表とも呼べるモノが「合成システム」であり、各種武器防具の様々な特殊能力を合成して己好みの武具を作り上げる事の出来るやり込み要素としては魅力的且つ実用的なシステムであり、同時にこの手の作品になれていない人間への救済措置(初回クリアまではアイテムの持込が可能)としても役立っている。また、一部の武器防具は極限まで鍛え上げると隠しアイテムに変化するなど、細かい部分でのお楽しみが仕込まれていたりと中々に奥深い。
 次に特徴的なシステムと言えば「敵モンスターのレベルアップ」や「旅仲間や支援キャラクターなどのNPCの登場」、「フェイの問題」「各種壷の登場」などが挙げられるだろうか。基本的には前作に比べて入り込みやすくなってはいるが、難易度的には(敵モンスターの多様化やバランス調整などで)上昇していると思う。
 
 そう言えば(前にも書いた覚えがあるけど)、全特殊能力込みの秘剣カブラステギ+99・火迅風魔刀+99・ラセン風魔の盾+99・風魔の盾+99をミスってイッテツ戦車の前に消し炭化された時は泣けたなぁ……