今日のゲーム 「ひぐらしのなく頃に祭」

ひぐらしのなく頃に祭 お持ち帰りぃ~セット(限定版)

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 皆殺し編までプレイ終了。

目明し編

 ということで、目明し編を漸く読了。
 綿流し編の裏話だったのだが……えっと、アニメとかその後の展開とかWEB上のネタバレとかで概要は知っていたけれども、何処までも悲しい。
 だが、すれ違いによる悲劇も、叶う事の無かった悲恋も、最後に微かながら提示される幸せな未来も、全てここから始まる後半戦への布石だったと思うと美しい。
 (いやまぁ、原作を何処まで忠実に移植しているのかは知らないけれども。)

憑落し編

 えっと、雛見沢三大KOOL集結の巻。原因の一端は例によって魅音……おじさんは本当に空気を読む力を身に付けるべきだと思うな。
 しかも、今回も例に洩れず表向き正論を唱えながらも裏では仲間の為に奔走しようとして裏目に出てたりする。
 ……でも、そのお陰かK1から告白されたから、ある意味報われたのかもしれない……つか、直接的に「好きだ」って言われたの、本章が初めてなんじゃなかろうか。この後のシナリオだと『レナにしばかれて、ガソリン塗れにされる。でも圭一はレナと屋上の決闘で殺し愛。』『ガチガチにフラグがたったかと思ったら山狗乱入、メンバーの中でただ一人命乞いをしてしまい、読者から呆れられる。(まぁ、そ〜ゆ〜人格設定なんだけどな。本章でもそうだった様に逆風での土壇場に死ぬほど弱い。)』と来て『空気読めなさ過ぎて、空気投げ』と終わるからなぁ……(挙句の果てに『(入れ替わりが発生しなかった世界が主な舞台なので)殆ど出番無し』『空気を読まない能力に特化しまくってK1の古傷を抉ってみたり……』となったりする。)
 
 ……魅音、がんば。
 
 ……はて? そう言えば、TIPSの入手が微妙にずれてる?
 一々全部覚えている訳じゃないけれども、本章末尾にて入手した悪魔の脚本って罪滅し終了時点で手に入るTIPSだよな?

罪滅し編

 原作では、冒頭でレナの告白シーンから入り、日常と惨劇を入り交えながら語りが進み、在り得ざる奇蹟と引き起こした希跡を持って閉じた世界の壁にヒビを入れ、初の部活メンバー全員生還を遂げるというカタルシスに満ちた物語。
 さて、本章では選択肢制を取り入れた移植によるデメリット、『単独の物語としての始まりが、無い』がちと現れていると思う。ぶっちゃければ、冒頭の告白シーンがカット……あの何とも言えない寂しげな始まり方、結構好きだったんだけどなぁ。(それを言い出すと、主人公:前原圭一のシナリオは殆ど当て嵌まるんだけどな。冒頭の文章、鬼隠し編で固定だし。)
 いやまぁ、ラストの殺し愛はきっちり描ききっているから別にいいんだけどさ。
 
 と思い込みつつふと見慣れないTIPSが手に入ったので目を通したら、上記のシーンが収録されてた……侮りがたし。
 なるほど、悪魔の脚本を憑落し編へ繰り上げたのはコレがあったからか。

皆殺し編

 冒頭の部分、原作との差異により文章の意味が通らなくなっているような気がする。
 原作でならば『各ループ間ごとに部活の内容が様々に変わっている』かも知れないが、単一の『選択肢制ADV(サウンドノベル形式)』である本作では悲しいかな描かれる部活は毎度同じものなんだよな。いやまぁ、『魅音が圭一を部活に誘う際のガンパイトランプでのジジヌキ』『シンパシー』『大富豪』『ゾンビ鬼ごっこ』+『興宮でのゲーム大会』辺りには強い意志が働いているといった解釈も可能なのかもしれないが。
 
 しかし、憑落し編が解答編に加えられたことによって正当な手段を以って沙都子を救うという前半部のイベントが大きくテーマ性を増している。殊、圭一の『〜人殺しをしてまで〜』の件の重さが増しているというか。いや、原作と全く同じ台詞だが、祟殺し編だけではなく憑落し編での出来事をも併せて提示すると言葉の深みが増している感がある。