今日のゲーム 「ペーパーマリオRPG」

ペーパーマリオRPG

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 とりあえず、プロローグをクリアして第一章の後半までプレイ。何と言うか、独特の黒さというか毒と感じる部分を随所に盛り込んであるのは任天堂ならではといった感じ。アレだ、任天堂は表向きほのぼのとした世界観の中でファミコン世代(以上の年代)をニヤリとさせる文章を書かせると天下一品だなぁ。「おいでよどうぶつの森」にしろ、「ゼルダの伝説」にしろ、深読みすればヤバイ文章が随所に仕込まれてたりする訳で。(因みに、思いっきり表に出すと「もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド」になる……しかし、アレが10万本売れる今の世の中ってちと怖い。)
 
 何と言うか、「マリオストーリー」未プレイだから比較対象が「スーパーマリオRPG」になる訳だけど、本作は珍しいシステムが目に付く。個人的に「スーパーマリオRPG」みたいな作品を予想していただけに、良くも悪くも裏切られた部分は大きいと言えるだろうか。
 本格的なRPG(所謂WizやUltimaを源流とし、DQ/FFに代表される日本で主流のRPG系譜)を期待してプレイすると拍子抜けする感はある。簡易的なシステムという訳ではない(細部において色々と仕掛けが満載されている)のだが、所謂『金を溜めて装備品を購入したり、レベルを上げてステータスを上昇させたりして、キャラクターを強化していく』というRPGにおける重要な(とされているだろう)要素がかなり省略されている。或いは(殊、■e系の作品にて)インフレ気味な各種数値が二桁は低いってのも、ある種独特ではあるだろう。どっちかといったらRPGというよりも(同社の「ゼルダの伝説」シリーズの様な)A・ADVな色合いが強いのかもしれない。
 ただ、面白いのか面白く無いのかの二択で答えろと言われれば、間違い無く面白い作品であると言えるのだが。