「長靴をはいたデコ」

長靴をはいたデコ

長靴をはいたデコ
長靴をはいたデコ
LOST SCRIPT 2007-09-28
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 まだパラグラフの半分も埋まっていない状況、多分起承転結で言えば漸く『承』といった按配っぽい。
 ……根を詰めて一気にプレイ出来る時間を作らないと、積みそうな悪寒がするなぁ。
 
 何というか、メリハリはそれなりにあるし、ネタや伏線の散りばめ方もいい感じ。
 システムは前作から進化して、より使い易いインターフェイス。フルボイス化は賛否両論だろうが、別段不快感がある訳ではない。
 シナリオは……あ〜、加速が弱いのか。本編と作中作のシナリオが同時進行しているが故に、作中作が絶好調に飛ばしているのに対して、本編の移り変わりが遅いから、その差異に対して違和感を感じているというか。まぁ、作中作の二話目が終わる辺りから徐々にややっこしい行ったり来たりでフラグや進行をきっちり覚えていかなければならないゲームブックスタイルが楽しめはするんだけどさ。
 しかし、どうでもいいが作中作の方はぶっ飛ばしてるなぁ。はっきり言って本編よりも楽しかったりする。
 本編の方は……何となくだが上記の『何故に作中作を挿入しているのか?』を合わせて考えるに、『本編自体が大きな舞台劇』なのかもしれん。或いは主人公の脳内妄想で夢オチなグランドフィナーレが待っているとか。まぁ、思いっきり穿ち過ぎな気がしなくも無いんだが、どうなんだろうか。電車に乗るバッドエンドからすると、やはり『役割』とか『使命』がキーワードなんだろうが……