キャプテン★レインボー 「任天堂の二軍ファーム」

キャプテン★レインボー

キャプテン★レインボー
キャプテン★レインボー
任天堂 2008-08-28
売り上げランキング : 3692

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
ディザスター デイ オブ クライシス
アナザーコード:R 記憶の扉
ブロブ: カラフルなきぼう
428 ~封鎖された渋谷で~(初回入荷分) 特典 スペシャルDVD「SHIBUYA 60DAYS ~Making 428~」付き
FRAGILE(フラジール) ~さよなら月の廃墟~(初回入荷分) 特典 サウンドトラックCD付き
 或いは黒任天堂モード。御所の性質の悪さはモンティ・パイソン並みだから困る。
 マリオやポケモンを作っている傍らでチンクルとか本作みたいなのもこっそり出してやがるからなぁ。
 
 本作はかつて子供たちのヒーローだった落ちぶれた冴えない男であるニック/キャプテン★レインボーが、再び子供たちからの喝采を浴びるヒーローへと返り咲く為に、願いを叶えてくれるという島「ミミン島」にて、同様に夢を叶えようと集まってきている他の住民達の願いを『ヒーローらしく』叶えていくというストーリーのアクショベンチャーなるジャンルの作品である。アクション要素含有のADV「アクション・アドベンチャー」(ゼルダの伝説シリーズ)とは違い、アドベンチャー要素の重心が置かれており、基本的にはフィールドを駆け回り、住民たちとコミュニケーションをとってフラグを立てていくといった感じの選択肢やコマンドの代わりにアクション要素が据えられたADVだと考えていただければ判りやすいだろう。シナリオを進めて住民たちとの絆を深め、探索を行っていると手に入る『キラリン』を集めて『流星夜』を起こし、住民達の願いを叶えていく事がゲームの主目的。また、サブシナリオ・ミニゲームも色々と用意されているので、石版のかけらを集めて島の秘密や経緯を解き明かしていったり、はたまたミニゲームにうつつを抜かしてもよい。
 さて、本作には『かつての栄光への返り咲きたい主人公』といった設定が存在しているわけだが、それに合わせたつもりなのか、オッサン向けファンサービスなのか、登場人物の悉くがかつての任天堂販売作品の登場キャラクター、それも今一つパッとしていなかったり忘れられた過去の作品からの出張出演といった按配になっている。いやまぁ、シリーズ作品が大量に存在しているファミコン兵であったり、マリオファミリーの一員としてあっちこっちで登場しているキャサリンであったりは過去のキャラクターという印象が薄いものの、残りの10名については思わず懐かしさを覚える面々が揃っている。揃っているだけならまだしも、どいつもこいつもまつわるイベントにて散々な扱いをされているから思わず吹いてしまう。序盤だけでもキャサリンイベントとリトルマックイベント辺りは余りもの酷さに突っ込みを入れたくなる事間違い無いだろう。
 
 現在、流星夜一回スルーで島の北方への交通規制を解除した辺りまでプレイ。
 絆を深めた住民三人、一応序盤は終わったかな。