SF三国志 (講談社文庫)
タイトルからは想像出来ないかも知れないが、意外としっかりしたSFしている(と俺は思う)作品。因みに基となっているのは当然ながら「
三国志演義」であるが、多分原典を知らなくても問題無いと思う。古代中国に似たような人名や設定を見つけることの出来るSF娯楽小説と言うのが、この作品に対する正しい評価なのだろう。
とりあえず、
呂布ファンは絶対に読まないように。何故かと言われれば『読めば判る』とだけ答えておこう。純粋な歴史好きにはおすすめ出来ないが、所謂娯楽小説が好きならば楽しめる作品だと思う。おすすめ。