思い出の作品達 第十二回 「ダウンタウン熱血物語」

ダウンタウン熱血物語

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 実はまともにプレイした事が無かったりする。だって、金稼ぐの面倒だしさ。
 だから、俺はいつもパスワードバグ技使って金MAXにての楽々プレイ。尤も、フラグを立て忘れて詰まる事が度々あったりしたが。後、ラスボスのやまだが弱いのは設定ミスなのか仕様なのか今でも悩む。直前のボス戦がダブルドラゴンだけに落差が激しすぎる。
 まぁ時代劇やGBA版熱血物語にて山田の術が追加されたことを考えれば『容量不足で(超能力者としての)強さを表現出来なかった、まぁ結果オーライ』と言ったところなのだろうか。まぁ奴さんはヘタレの方が似合うしな。
 
 まぁ山田のヘタレについてはさて置いて、本作はRPG要素を含んだACTゲームであり、後々テクノスジャパンの看板作品となるくにおくんシリーズの火付け役と評すべき作品である。第一作目である前作がリアル路線のシリアス風味な不良格闘を題材としていたのに対して、本作以降のシリーズでは大半がコミカル路線のコメディ風味な作品となっている。本作を含む(コミカル路線の)くにおくんシリーズの作風は、一言で言えばはちゃめちゃでありスポーツものは全て少林サッカー、格闘ものは全てカンフー・ハッスルみたいな感じであると覚えておけば先ず間違いは無い……と、思う。
 さて、本作のシステムについてだが、基本的には『前のマップに戻れるファイナルファイト』『敵が金を落とすファイナルファイト』『必殺技や能力アップアイテムや回復アイテムを購入できるファイナルファイト』『と言うか、ファイナルファイト』であると考えれば多分間違い無い……ことも無い。尤も、FC故の機能的な制限があったり独自の要素であったりと、違いは多数存在しているのだが、敵を殴って蹴って叩いて投げるという基本要素は同じだしな。まぁ『ジャンプが存在』していたり『マップに高低の概念が存在』していたり『落ちると体力減少の上、マップ開始時点に戻される穴が存在』していたりもする。この辺りが格闘ゲームではなく、ACTゲームであると評される所以……なのかもしれない。
 あぁ後、本作は2P同時プレイが可能で、ゲームモードによっては2Pと熱いバトルを繰り広げる事が可能で、金の取り合いや投げた武器が当たったなどの言い掛かりから、ゲームの本筋をほったらかして味方と延々殴り合いを興じたプレイヤーも多いのではないだろうか。