思い出の作品達 五十回 「ドラゴンボールZ 超サイヤ人伝説」

ドラゴンボールZ超サイヤ伝説

ドラゴンボールZ超サイヤ伝説




 「ドラゴンボール」シリーズの名物だったカードバトルRPGシリーズの最終作、それまでの総決算&SFC第一作目ということもあってかキャラクター描写や演出なども力が入っている。また、シナリオ的にも(RPG的な要素を演出する為に幾分加筆・改変されているが)DB史上最も盛り上がっていたラディッツ戦〜フリーザ戦を取り扱っている事から(元が良い分)版権モノとしては例外的に面白い作品に仕上がっている。(まぁ「ドラゴンボール」のゲームに限って言えば全般的に完全な外れは少ないのだが。)
 ただ、『異様なまでのエンカウント率(殊、高速移動時は厳し過ぎる)』『ある種恒例となったバグの数々』『BPを限界まで上げたら何故か地球人最強』『隠し要素のスーパーサイヤ人が手抜き過ぎる』など、RPGゲーマーや原作ファンから手痛い批判を浴びる要素も満載だったりするが……まぁそこはバンダイだし。