思い出の作品達 七十五回 「真・女神転生」

真・女神転生

真・女神転生

 
 
 シナリオの完成度とゲームバランスの平衡度とバグの多様さがシリーズ中でも頂点を極めていた時代。
 それが真シリーズ……でも、リメイクされる度にバグが増減するいい加減な複雑怪奇なシステムは開発者的にどうなのよと突っ込みたくなる今日この頃だったりする。それとも、やはり各種神魔精霊の祟りの類でも発生していたりするのだろうか。真偽は兎も角、オカルト的な話題には尽きないタイトルだったりする訳だしな。
 膨大な数の攻撃/防御属性や前作より引き継がれた主人公の性格属性によって仲魔(に出来る悪魔の種類)やエンディングが変動するシステム、相変わらず世紀末で崩壊する世界、キチガイ度数高めな登場人物達と、神も悪魔も恐れないメガテンフリークを満足させる出来栄えを誇る本作。尤も、後付け?設定の所為で本作の主人公達の活躍に関わらず数十年後(「真・女神転生2」の時代)に再び世界の機器が訪れたりするのはご愛嬌といったところだろうか。
 
 尤も、俺は序盤で投げ出した口だったりするので、本作には余り熱く語る様な出来事が少なかったりする……2はやり尽くしたんだが。