思い出の作品達 第百ニ十二回 「ロックマン2」

ロックマン2

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カプコン 1988-12-24
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 シリーズ屈指の高難易度にしてシリーズ最高傑作の呼び声高い本作。ゲーム自体は知らなくても、BGMだけは知っている人も多いのではないだろうか。具体的に言うならワイリーステージ1。君のくれた勇気は?
 
 『倒した敵の技が特殊武器として使えるようになる』『特殊武器とボス敵の間に相性が存在する』という一風変わったシステムを搭載しているACTとして有名な本シリーズ。様々な派生作品が存在し、今も尚「ロックマンゼクス」「流星のロックマン」の二つのシリーズが続いていたりする。ただ、本作を始めとする初期のロックマン(無印)は、この頃のカプコンが手掛けた作品らしく、死にまくって覚える難易度が潔い程に顕著だったりする。何も考えず、なにも疑わずにプレイしていると唐突に死ぬ仕掛けが満載。そりゃもう、製作者の悪意を感じたくなる程に。(曰く、初代制作時の難易度調整基準が「魔界村」だったらしい……いやまぁ、良作ではあると思うけどさ。)
 
 本作は名前の通り「ロックマン」シリーズ第二弾としてリリースされた作品である。
 前作では容量の問題などで実装出来なかった機能や構成を取り入れ、後のシリーズの基本形となるシステム(基本ボス8ステージ+ラスボスステージの構成、E缶やお助けメカの導入、パスワード制の採用)が構築され、今も尚根強いファンが多い事で有名。冒頭でも軽く触れたが、『おっくせんまん』の流行によって若い世代にも何故か浸透していたり。尤も、個人的にはFC音源で、ワイリーステージ前半で流れるワイリーステージ1こそが最高だと思うが。
 ただ、『(ヒートマンステージにて)消える足場に挑戦するけど、すぐに下に落ちるよ』『ワイリーステージ1のメカドラゴン戦で足場の配置が厭らし過ぎてタイミングが合わずに落下』『ワイリーステージ2の冒頭針越えでアイテム2号の出現高度をミスってつっかえたり、ジャンプのタイミングが合わなかったりでティウンティウン』『考え無しにクラッシュボムを使っていると足りなくなって死亡』『バブルリードを残しておいて、きっちり当てないとクリア出来ずにゲームオーバー』……あ〜、挙げていくと限が無いからこの辺にしておくが、兎にも角にも狙い定めたステージ構成の妙に感心させられる。
 
 さて、発売当時は無類のACT嫌い(SMBすらクリア出来ない……今は出来るけど)だった俺にとって、自力でワイリーステージに辿り着いた事すら無かったのだが、友人のプレイを横で眺めるのは好きだった。それこそ、ガチで『エアーマンが倒せない』俺にとって、友人たちがスイスイワイリーステージを名曲と共に越えていく姿は格好良く見えたものだ。
 ……つか、ロックマンDASHぐらいに至るまで、リアルタイムではロックマンシリーズをクリアしたことが無かった様な気がする俺。