ふと思ったこと

 よく既存メディアたるTV・新聞と新規メディアであるネットの対立が語られる。
 一般的には前者は後者に対して「発言責任が無い、情報への独自の裏付けも無い、単なる落書きに過ぎない」とか「特有の匿名性から犯罪の温床になっている」とか、否定的な意見というか偏見を世間一般にアピールしている。無論、ネットへの理解や造詣の深いTV番組であったりコラムであったりも確かに存在するのだが、概ね『既得権益を損なう敵』として認知して攻撃しているという構図が良く似合う。そして、若い頃からネットに親しんだ層や、ネットの存在が当たり前な層にとっては「お前は一体何を言っているんだ?」「お 前 が 言 う な」と反論する人が多い傾向がある、と思う。
 確かに日本のマスコミの特殊性/閉鎖性は欧米から突っ込まれる部分が多々有ったりするし、新聞とTVが殆ど完全に提携関係にあったりと相互牽制が全然成立してなかったりするし、新聞社間・TV局間でも余程の失点でも無い限り互いに庇い合う有様。(尤も、失点が酷い場合は自社の事を棚に上げて全力攻撃したりするが。)
 尤も、話し手ばかりを責める訳にもいくまい。『嘘を嘘と(ry』の言葉を今更声高に言うまでも無く、読み手が書き手の意思を汲み取ったり、複数の情報源を比較したりすることによって、『偏向報道』による発信者による歪められた印象を回避する事は十分に可能なのだから。受け手が歪んで受け止める場合はどうしようもないが。例えば俺の様にな。
 
 ……まぁしかし、偏向どころか捏造するのは頂けないだろうなぁ。
 以前から噂だけは有ったが、やはりやらかしていたのか証言捏造。流石、いつもアサヒってるだけはあるな。