思い出の作品達 第百三十三回 「テトリス」

テトリス

テトリス
テトリス
任天堂 1989-06-14
売り上げランキング : 7004

おすすめ平均 star
star良いです!流石元祖テトリス!!
starうーん…
starやっぱり良い!!!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
 ソビエト連邦の陰謀とまで言われた世界的大ヒットパズルゲーム
 まぁ、今となってはそんな馬鹿なことを主張しているのはゲーム脳を提唱している何処ぞの教授ぐらいだと思うが。
 
 ランダムに上から落下してくる僅か7種類のピースを上手く組み合わせ、最上段に積み上がる事を防ぐ為に横一列に並べてブロックを消す。
 一度に多段を消すと高得点が入り、一定の消した段数を重ねる毎に落下速度が上昇してゆく。
 とまぁ、態々言及するまでも無いとは思うが簡単に説明するとこんな感じのルール。今はきっちりとしたガイドラインが作られており、しっかり理解すると意外に複雑な仕様だったりするのだが、普通にプレイする分には落ちてくる/揃えて消すとだけ覚えておけば問題無いだろう。そもそも本作はガイドライン作成以前の代物だし。
 単純なルールながら長時間の継続プレイには莫大な集中力・迅速な判断力・的確な操作が問われる事となり、熟練者のプレイはもはや常人の域を超えた神業の如き代物だったりする。まぁ、これはどんなゲームであろうとも言える事ではあるが。
 因みに俺はGB版でスペースシャトルを飛ばせるぐらいの腕前。まぁ、普通かな。
 
 さて、本作については色々と逸話や伝説が多いのも有名だろう。
 任天堂法務部による版権についての訴訟でのウルトラCや、湾岸戦争時に米軍兵士の間でブームになっていた事。(そして、その延長上としてあの『爆撃に耐えたGB』が存在している。)或いは本作が単体タイトルにおけるゲームボーイ用ソフトの売り上げ一位となる424万本を記録した化け物ソフトである事等など、トリビアの種には尽きない。詳しくはテトリス - Wikipedia辺りを参照の事。
 
 兎にも角にも、初代ゲームボーイを持っていたのならば大抵が持っていたソフト。
 通信ケーブルをつないで対戦したり、或いは夜な夜なハイスコアを狙って布団に隠れてプレイしたりしていたソフト。
 何故か、普段はゲームをしない母親が妙にのめり込んで、気が付けば自分よりも上手くなっていたソフト。
 ……とまぁ、様々な共有の思い出が存在する名作だろう。
 大抵のハードには供給されているタイトルなので、もし遊んだ事が無いのならば軽く触れてみる事をお勧めする。