THE S*O*R*N`s Diary 適当にまとめ その4

引用元スレッド

暫く、雑談でお楽しみください

 286 名前:以上、自作自演でした。 投稿日:02/08/07(水) 08:11
  ワードナ様、今まで頑張って下すって有り難う御座いました。
  このスレの方針がキチッと決まったらまたおいでになって下さいませ。
 
   (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
   >286
    そうなんですよねぇ、このスレの方針。
    どうしましょうか……。とりあえず、雑談……?
 
 287 名前:Fuzz Ball ◆h4ThSfsM [おかけになった電話番号は現在使われておりません] 投稿日:02/08/07(水) 21:25
  広い視野を持つと言いながら、貴重な案を無視していました。反省。
 
  >257
   トレボーサックス! トレボーサックス!
   トレボーサックス! トレボーサックス!
 
  >267
   ハァハァ(´Д`;)
 
   ……何か違うような気がするのですが。
 
  >272
   そうそう、そのタイロッサム氏。
   すっぱり忘れてました。所詮、出番も少ない中ボスですしね。
 
   SPの解放ですか。
   そういえば、”ベイキン○ブレード”も、そんな入手方だったような。
   敵と戦うだけが全てではありませんね。努力してみます。
 
  >手がないのにどうやってプレイしているんでしょう
   ”プレイヤーのイマジネーションを守るために、言う事ができません。”
   ……、かっこ良かったですか?
   ソーン様に教えてもらった、決めゼリフです。
 
  >285
   ワードナさんの「森の宝珠編」も、これで終了ですか。
   お疲れ様でした。
   このスレの流れも、これで変わりますね。
   ”離れなければならない”という事は、
   ワードナさんは、やはりこのスレから出て行ってしまうんですね。
   ワードナさんに頼る事も、もうできません。
 
   ……? 次回作……?
 
   (ソークス)
   >287 アイテム
    あとは…#1の支えの盾のごとく、最下層では手に入らないアイテムがあるとか…
    途中でいくつかとり逃してるのでは。某サイトでは攻略していないんですね、そういえば。
    タイロッサムは私とアイラスの魔術の師でもあるのですが、やっぱり影薄いです。
    あまり大物っぽくないんですよね。
  
   >スレの方針
    これが一番肝心ですが、…お客さん(名無しさん)に決めてもらうというのは。
 
288 名前:ソークス[sage] 投稿日:02/08/07(水) 22:27
 >「音速戦隊マッハマン」
  やはりレッドがリーダー、ブルーはクールで
  黄色はギャグ担当&カレー好き…なのでしょうか…
 
  個人的に黄色のキャラ傾向は譲れませんね。
 
 >「父親は返してやるが、宝石だけ持ち逃げすると言ったら?」
 >「バカ!……………………それでも、構わないから……また会える、かな?」
  …ワードナ様…意外とお若い…隅におけませんね。
  お疲れ様でした。
 
  (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
  >288 (マッハマン)
   ソークスさんが、どこぞの小娘のような事を……。
   自分のキャラクターを、しっかり持ってください。
   Fuzz Ballは、ソークスさんを応援しています。
 
  289 名前:以上、自作自演でした。 [sage] 投稿日:02/08/08(木) 12:03
   案8 単純明快に「ソークスの日記」にしてしまう。
 
    (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
    >289 (ソークスの日記)
     ソークスさんの日記、どんな感じになるのでしょうか。
     もっと若者らしい生活をしたいとか、部下(タイ君)に対する愚痴とか、
     迷宮管理職の悩みを、赤裸々に書いてくださるかもしれませんね。
     ソーン様とは、一味違った日記になりそうです。
 
    (ソークス)
    >ソークスの日記
     一応書いてはみたのですが、話が重くなった上に
     ネタが続かない…モウダメポ
     無理にアイテム集めに繋げようとしたのが悪かったのかな?
     ああ、文才が欲しい…
 
    >迷宮管理職の悩みを、赤裸々に
     こっちで書いてみましょうか…ネタを出さないとdat落ちしますからね。
     エロはここではまずいでしょうし。
 
     (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
     >(ソークスさんの日記のネタ)
      不法侵入者(冒険者)たちの観察記録をつければ、
      それなりにネタももつと思いますよ。
      若い女性の日記があってこそ、ウィズホリック(名無し)が集まると思うので、
      ソークスさんにはがんばって欲しいと思います。
 
      (ソークス)
      >(ソークスさんの日記のネタ)
       観察記録ですか。それはいいですね。
 
      >若い女性の日記があってこそ〜
       …皆さん、正直なんですね(笑)
 
  290 名前:前すれ捨てハン[sage] 投稿日:02/08/09(金) 02:21
   今日初めてこのスレの存在を知りました。
   しかも偶然。
   ワードナ師の前スレに触発されて、よーしパパもいつかスレ立ててみようかなと
   思っていたら、同じことを考えていた人がいた(?)んですね・・・
   でもソーン女史、このまま消えるのはもったいない気がする。。
   あ、無論 師にも。
 
    (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
    >290 (初めて知りました。)
     やはり、”ソーンの日記”では、わかりづらいのでしょうか……。
     だいたい、日本国民の70%は、既にウィズホリックにかかっていて、
     今後、メシも食わずにウィズをやりまくって、滅亡する予定なのに、
     その割には、書き込みが少な過ぎるんですよね。
 
     ここは、ストレートに、”Wizardry雑談スレ”など、改名するべきなのでしょうか。
     とりあえず、宣伝にあげておきます。
 
    (ソークス)
    >ウィズホリック
     世界の破壊させる手はこっちがスマートだったかも。
 
 291 名前:Fuzz Ball ◆h4ThSfsM [サッキュ……ブス。] 投稿日:02/08/09(金) 21:24
  ワードナさん、ぱったり来なくなってしまいました。
  やはり、引退してしまったのでしょう……、淋しくなります。
 
  293 名前:以上、自作自演でした。
投稿日:02/08/09(金) 22:52
   万一DAT落ちした時のことを考えて、
   次スレの名前だけでも決めておいたほうがいいんでない?
 
   もしくは誰かが立てて誘導するとか。
   (お前やれとか言われると困るけど・汗)
 
    (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
    >293 (次のスレの名前)
     一応、dat落ちしたら、新スレを作ろうという意欲はありますよ。
     新しいスレタイは、今回の状況を教訓に、一発でウィズネタとわかるような名前がいいでしょう。
     シナリオ5をやった事がある人でないと、さすがのソーン様といえども、
     ウィズホリックを十分に集める事ができないでしょうし。
     私の案は、素直に、”Wizardryなりきりスレ”とか、”石の中のトレボー”とか。
 
    (ソークス)
    >(次のスレの名前)
     ええ、わかりやすくなくてはねえ…
     >293さんも言うとおり、早めに決めておいたほうがいいでしょうね。
     単純に”Wizardryなりきりスレ”でいいんじゃないでしょうか。
 
     (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
     >(次のスレの名前)
      新スレをつくる準備は、一応できました。
      名無しさんたちや、ソークスさんの意見を、伺いたいのですが、
      力の限り、このスレで続けるべきなのでしょうか?
      私としては、ソーン様がお帰りになるまで、このスレでやっていきたいです。
 
      (ソークス)
      >306
       次スレはこのスレが落ちてからでいいんじゃないでしょうか。
       皆さんこのスレに愛着があるのでは。
 
       (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
       >309 (次スレは、このスレが落ちてから)
        では、力の限り続行という方針で。
        一生懸命あげて、名無しさんを集めますか。
 
  294 名前:以上、自作自演でした。[sage] 投稿日:02/08/10(土) 18:50
   ていうか、ここでコテハンやってる人たちって
   軒並み忙しそうだよね。
 
   Fuzz Ballたんやソークスたんはそのへんどうなの?
 
    (ソークス)
    >294
     忙しいというか…文才が無い&ネタが無いです。
     とりあえず雑談形式しかないような…
 
    (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
    >294 (忙しそう)
     私もとうとう、”たん”付けで呼ばれるようになりましたかぁ。
     愛らしく、親しみの込められた愛称……、ああ、恍惚……。
 
     ……って、そんな事はどうでもいいですね。失礼しました。
     私は、日中、すごく忙しいです。
     失踪したソーン様を探し、東奔西走の日々です。
     今のところ、成果はありませんが……、今後もがんばります。
 

295 名前:ソークス 投稿日:02/08/10(土) 19:10
 >セキララ白書
  書いてはみましたが、いつまで続くか…
 
296 名前:ソークス[sage] 投稿日:02/08/10(土) 19:11
 「ソーンの日記」やゲーム、小説設定とはいろいろ矛盾があると思いますが、
 笑って許して下さい。
 FC版&SFC版、特に「ウィズすべ」に多大な影響を受けています。
 
 出典        : ウィザードリィ外伝1
 名前        : ソークス
 年齢        : 26歳
 性別        : 女
 種族        : 人間(Human)
 職業        : 魔法使い(N-Mage)
 趣味        : 魔道の研究 散歩 迷宮にひきこもること
 恋人の有無     : 秘密
 好きな異性のタイプ : 秘密
 好きな食べ物    : 白身魚のワイン蒸し
 最近気になること  : 「ギルガメッシュの酒場」の料理の味
 一番苦手なもの   : 妹に泣かれること
 得意な技      : 悪魔召喚
 一番の決めゼリフ  : 「そなたたちがどう思おうが、この世界は一旦破壊する必要があります。
              わたくしの邪魔をせぬように」
 性格        : 周囲を巻き込んで暴走するタイプ
 好きな色      : カーディナルレッド
 週末のすごし方   : もっぱら地下書庫で資料漁り
 将来の夢      : 魔道の真髄に辿り着く!
 住人として一言   : 日記が気に入られるといいな
 仲間たちに一言   : なにか気づいたらツッコんで下さい
 名無しに一言    : お目汚しな駄文ですがお見捨てなく
 
297 名前:ソークス[sage] 投稿日:02/08/10(土) 19:12
 とりあえず。
 
 「ソークスの日記」
 
 Anno Llylgamyn 1650-05-23
 
 仕事がなんとか片付いた。ようやく日記を書ける。
 ダンジョンマスターはなんて大変なんだろう。
 碌に日記も書けない、研究などとんでもない。いまさらだが後悔し始めている。
 妹のところに帰ろうかな…
 
 …あの大魔導士ワードナもこうだったのだろうか…
 そう思うとなんだか苦笑してしまった。ワードナか…仮にも魔法使いたるもの、
 否、この世界に暮らす者なら3つの子供でも知っている名前だ。
 彼に魅せられて私は魔導の道に足を踏み入れたのだ。
 今、私は彼の力量にどれだけ近づいているだろうか?
 
 A.L.1650-06-04
 
 エンハントレスが書斎にやってきた。私がもっとも信頼する部下だ。
 茶飲み話でもしにきたのかと思ったがそうではないらしい。
 ニーズホッガーとガルムが喧嘩を始めて手がつけられないという。
 またか…私は内心舌打ちしながら迷宮に通じる階段を降りる。
 喧嘩はもう収まっていたが、壁のあちこちに大穴が開いている。
 とりあえず瓦礫を片付けさせ、書斎で修理費用を計算してみたが頭が痛くなる。
 …材料費をケチりすぎたか?もっと丈夫な材料を使わなければならないようだ。
 
298 名前:ソークス[sage] 投稿日:02/08/10(土) 20:07
 A.L.1650-06-10
 
 またエンハントレスが来た。
 今度は何?と聞くと1F〜6F直通エレベーターをつくって欲しい、と答えが来た。
 冗談じゃない!と怒鳴りつけようと思ったが、こらえて理由を聞く。
 この迷宮はまだ建設途中で、あちこち工事中だが階層ごとの行き来ができなくて効率が悪く、
 ノルマが達成できそうにないという。
 …もっともな理由だ。これ以上手下を召喚するのもしんどい。
 完成すれば撤去してもかまわないのだし。承諾したらうれしそうな顔をしていた。
 
 A.L.1650-06-11
 
 …なぜダンジョンマスターはこんな苦労をしなければならないのだろう。
 私が迷宮のメンテナンスを欠かさず行い、
 手下どもの蘇生や召喚、配置をきちんとしているからこそ、
 冒険者たちは安心して冒険できているのだぞ!
 そのことをあの連中は感謝するどころか、気にも留めていない。
 そう思うと猛烈に腹が立ってきた。
 奴ら、見ていろ!一人たりとも生かして返さん!!
 
 …なにか矛盾しているような気がしたが、気にしないことにする。
 細かいことを気にしていては真の大魔導士にはなれない。
 
299 名前:ソークス[sage] 投稿日:02/08/10(土) 21:11
 A.L.1650-06-25
 
 いつものように書斎で書類を見ていると、なにか動くものが眼に飛び込んできた。
 あいつだ。黒くてツルツルして丸っこくてすばしっこい、憎いアンちくしょう。
 いったいこの迷宮でどうやって生き延びてこられたのか?
 魔法で強化されているわけでも無いのだろうに…
 咄嗟に机に立てかけてあった愛用の剣を引き抜き、真っ二つにした。
 これで私の剣はドラゴンスレイヤーならぬコックローチスレイヤーになり、
 私もコックローチスレイヤーの称号を冠することができるというわけだ。
 
 …阿呆か、私は。なぜこんなことを考えてしまうのか…
 遠い昔に誰かに言われたような気がするが、サービス精神旺盛というのは的を射ていて、
 それでついネタを考えてしまうのだろうか。…つまらんけどナー。
 
300 名前:ソークス[sage] 投稿日:02/08/10(土) 21:12
 A.L.1650-07-05
 
 退屈だ。余りに退屈なので水晶球で覗き見をすることにする。
 何の気なしに見つめていたら、なにやら変わった世界のイメージが浮かんできた。
 一組の男女が並んで座り、机においている原稿を読み上げているようだ。
 この世界の出来事を不特定多数の人間に知らせているらしい。
 残暑がどうとか言っている。どうやらこの世界は暑さが厳しいようだ…
 
 そちらは残暑が厳しいざんしょー。
 
 
 
 
 魔法の神様すいません。許してください。
 

 
  (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
  >295-298 (ソークスさんの日記開始)
   とうとう、日記開始ですね。
   エンハントレスの発言力が、なかなか強い様子。
   そういうちゃっかり者は、どこにでもいるようです。
   ところで、最初は、タイ……(←また忘れた。もう、どうでもいいや。)
   タイ坊は、いなかったんですか?
 
   (ソークス)
    タイ坊の引きこもりは…私は命令していませんよ。
    私に対抗できる冒険者を育てるために、
    魔物を召喚し始めたというのが真相のようです。
 
  (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
  >299 (コックローチスレイヤー)
   漆黒の翼を持つぬるぬる昆虫コックローチ、
   繁殖力の面では、さすがの我々も一目置かざるを得ません。
   異世界の道具、”バルサーン”なるもので、白い煙を召喚し、
   やつらを殲滅させる事も可能と言われていますが……。
 
  (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
  >300 (残暑)
   さりげなく、300番ゲット、おめでとうございます。
 
   ざんしょー………って………
 
   どうも、ソークスさんも、暑さにやられてしまっているようですね。
   あまり無理をしないで下さい。
 
 301 名前:Fuzz Ball ◆h4ThSfsM [姫乃樹サンダー] 投稿日:02/08/10(土) 21:20
  いやはや世界は広い。
  迷宮の最下層地下6階にもかかわらず、
  私たちファズボールを使って経験値稼ぎをしようという、奇特な冒険者に会いました。
  いくらヒーリングアイテムを持ったところで、どんどん増える私たちにかなうわけもなく、
  途中で逃げていってしまいましたよ。
  全く根性のない連中です。
 
  あれ?
  もしかして、安全に回復するために……?
 
  304 名前:風龍風味 投稿日:02/08/11(日) 03:27
   俺達がこの迷宮を探索し始めて数刻経った時のことだった。
 
   まるで生きているが如くに胎動しているような、
   そんな印象を持たせる壁面に、不釣合いな程小奇麗な扉を発見した。
   常に誰かが毎日磨いていると思われる金属の扉に
   ”Sorn‘s Room”と書かれたネームプレートが呑気にぶら下がっている。
 
   「ソーンの・・・・・部屋?」俺はこの迷宮にはあまりに場違いな、
    可愛らしく崩された字体の丸文字に首を傾げて呟いた。
   「どうやらその様ですね。」俺の傍らで周囲を警戒していた僧侶が近づいてプレートを覗き込む。
   「この迷宮の主・・・・にしては少々雰囲気が愉快な気もしますが」
   「ザザ、お前はどう思う」
   「現時点で探索していないのはこの玄室だけでしょう。退くか進むかは任せますよ」
 
   「なら聞かれるまでもねぇ。往くしかねぇだろう」
   俺はそう云うと扉に脚を掛け、突入のタイミングを図りながら大きく息を吸い込んだ。
 
  305 名前:風龍風味[sage] 投稿日:02/08/11(日) 03:28
   その部屋は、凄まじいまでの雰囲気で俺達を圧倒した。
   部屋の至る所至る物全てに、謎の髭を伸ばして厳しい表情を浮かべた老人の肖像画が貼り付けてあったのだ。
 
   隅の豪勢な羽毛のベッドの柱、
   おそらくは相当な魔術に付いて記されているであろう古く擦り切れた本の詰まった本棚、
   それほど高くはない天井一面・・・・・・、
   その全てを老人の顔がびっしりと埋め尽くしているのだ。
 
   「これは・・・・・何と言ったらいいんでしょうかね」俺の気持ちを代弁するように僧侶が呟く。
   「・・・あまり考えたくねぇな」俺はそう言いながら部屋を見渡した。
   何か変わった物があればいいのだが・・・と期待していたが、
   考えてもみればこの部屋自体物凄く変わりすぎている為 何も目ぼしいものが見つからない。
 
   「ジヴ。これを」どうやら机の方を調べていたらしい僧侶が俺を手招きした。
   「どうした」問う俺に、僧侶は顎で机の上の一冊の本を示した。「手は触れないように」
   それは、赤黒い皮を織り込まれた表紙の本だった。
   本からは何か、殺気めいた気配を感じられるが、生物ではありえない只の本が気配を発するとは思えない。
   ならば・・・恐らくは呪い、それも相当に剣呑で強力な、
   対象を確実な死に至らしめる物であろうと禍々しい雰囲気が如実に伝えていた。
 
   数歩近づいて見ると、その本の表紙には薄く剥がれかけているが、金で捺された文字の羅列が見てとれた。
   「『THE S*O*R*N`s Diary』・・・・・ソーンの・・・・・日記?」
   「どうやらこの部屋の主の日記のようですが・・・・中身を確かめる勇気はありますか?」
   僧侶がいつもの柔和な微笑みを湛えて俺に問う。
   「いいや・・・・やめておいた方がいいだろう。・・・・・この気配、洒落にならねぇ呪いが掛かってるんじゃねぇか?」
   「そのようですね。今の我々が手出しするには少々危険過ぎるでしょうね。」
   「明日、司教を連れてまた来てみるか。何度も来たいとは思わないがよ」
   嘆息して、俺達は長居すれば確実に頭の痛くなりそうな部屋を出た。
   少なくとも1週間くらいはあの老人の顔が頭に残っているだろう。
   俺の重くなった気分とは裏腹に、ネームプレートの可愛い文字が俺達を見送っていた。
 
                     続
 
    (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
    >304 (風龍風味さん)
     とうとう、冒険者が、ここまで来ましたね。
     さあ、ネザーデーモンさん、やっちゃってください!
     ソーン様の日記を、守るんです!
 
     ……はい? 地獄へ出張中?
     そんなぁ……。
 
     まあ、ソーン様も、ご自身で鍵(呪い)をかけていらっしゃるみたいですし、
     いまさら、私がむきになる事もないんですけどね……しくしく(涙)
 
    (ソークス)
    >304-305 風龍風味さん
     あれ…冒険者さんですね。
     このスレは腕に覚えのある方が大勢集まっていらっしゃるようで…
     ギルガメッシュの酒場みたいなものかもしれません。
     「丸文字」は芸が細かい!
 
 306 名前:Fuzz Ball ◆h4ThSfsM [sage] 投稿日:02/08/11(日) 20:45
  今日も、ソーン様を探していましたところ、
  リルガミンの町で、ローブを深々とかぶった女性を見つけました。
  ソーン様ほどの魔力は感じませんが、どこか似たような雰囲気があります。
  ソーン様失踪に、何かしらの関わりがあるかもしれません……。
 

307 名前:ソークス[] 投稿日:02/08/12(月) 09:02
 A.L.1650-07-08
 
 今日は久しぶりに平和なようだ。そう思って書斎の文献を漁っていたのだが、
 なにやら妖しげな魔導書を発見してしまった。「All of Potion」と書いてある。
 …タイトルそのものは無難だが、何故かラブ・ポーションの製法がやたら詳しいのだ。
 エ○本のカモフラージュに別の本のカバーをかぶせるようなものではないか。
 
 いささか呆れたが、読み進むうちに興味をそそられてきた。
 目的はともかく、製法などはかなり高度な内容だったからだ。
 とりあえず一番強力で即効性のあるやつを作ってみたが、さてこれをどうしようか…。
 
 A.L.1650-07-11
 
 いろいろ悩んだ末に、レイバーロードに飲ませることにした。
 で、誰に惚れさせるかだが…タタールの一人にしよう。いったいどうなるか楽しみだ…
 タタールの髭を引っこ抜いてポーションに溶かす。次にレイバーロードを呼び、
 体力があがるとかなんとか嘘八百を並べてまんまと飲ませることに成功した。
 口にしたとたんひっくり返って気を失った。
 次に目覚めたときにはタタールしか眼に入らないはずだ…
 
308 名前:ソークス[sage] 投稿日:02/08/12(月) 09:02
 A.L.1650-07-12
 
 昼頃にレイバーロードが目覚めた。そのとたん猛然と走り出す。
 どこへ行けばあのタタールに会えるのかはっきりとわかっているらしく、
 曲がり角や扉をためらいもせず走破していく。恋する者の直感というやつか。
 恐ろしい…いや感動的なシーンだ。
 思わず笑い転げ…いやハンカチで眼を拭ってしまったではないか。
 とうとうお目当てのタタールを見つけたらしく、ぴたりと立ち止まると
 恍惚の表情でそいつを見つめる…タタールがどう対応するのか…
 想像すると連中には悪いが笑いが止まらない。
 
 と思っているとタタールがレイバーロードを見つめ返す。
 思わず水晶球に向かって身を乗り出す私の目に、途方も無い光景が飛び込んできた。
 逃げるか、怯えて立ちすくむかどちらかと思っていたが、とんでもない!
 なんと穏やかな表情を浮かべている。連中はうっとりと見つめあい、そして…
 
 ………………………………………………………………………………
 
 奴等は即刻解雇した。
 

  (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
  >307-308 (ラブ・ポーション)
   ……ソークスさんの、お茶目な一面を垣間見ました。
   薬を飲まなかったタタール氏も、その気になったのには驚きです。
   ところで、誰が、エ○本(ポーションの製法)を、持ち込んだんでしょうねぇ……。
   まさか、全て、レイバーロードを振り向かせるための、タタール氏の陰謀では……(-_-;)
 
   (ソークス)
   >タタール氏の陰謀では……(-_-;)
    …愛は強しといったところでしょうか…
 
  310 名前:以上、自作自演でした。[sage] 投稿日:02/08/12(月) 09:43
   ソークス様も冒険者の方も激しく面白いのでこのまま続けてほしいなあと思いまつ。
   ワードナ様の続きも気になって仕方がありませんが…
 
    (Fuzz Ball ◆h4ThSfsM)
    >310 (激しく面白い)
     ワードナさんが引退してしまった時は、ソーン様探しの記録でも載せようかとも思いましたが、
     ソークスさんの日記も風龍風味さんの記録も、秀逸なので、私の出る幕は、なさそうですね。
     ワードナさんは最後に、”次回作に期待”とは言っていましたが、
     しばらく姿が見えないので、当分続きは読めないと思います。
 
    (ソークス)
    >310
     ありがとうございます。なんとかネタを搾り出しておきますね。