不思議のダンジョン 風来のシレン3 〜からくり屋敷の眠り姫〜 「俺は最初から正気だった!」
不思議のダンジョン 風来のシレン3 ~からくり屋敷の眠り姫~
兎も角、火の森に水の山を抜け、落とされてしまった死者の谷も踏破して次に向かうのは竜が池。ケンゴウの上位版イアイであったり最後の一撃が怖い大岩辺りが怖い、気を抜いていると一挙に全滅の危機に陥りかねないちょっとだけシビアなダンジョンである。
尤も、チマチマ装備をしっかり鍛えてアイテムを揃えてきているであろう慎重派シレンジャーにとっては全六階層という距離の少なさもあって、一気に駆け抜けてしまえるダンジョンと言えなくも無い。イアイだろうがクロムアーマーだろうが、装備を弾き飛ばされる前に倒してしまえば無問題である。
さて、全六階層を抜けた先に待ち受けているのは冒頭に挙げた攻撃面においてはチート性能を誇る裏切り者の飲んだくれ、センセーである。周囲8マスに対する70の固定ダメージは下手をすれば一気にやられかねない威力を持っており、盾の強化が間に合っていなければ通常二連攻撃もかなり恐ろしい威力を持つ強敵といえるかもしれない。それこそ、いやし草や背中の壷、手当ての巻物を駆使しなければならない強敵と断言しても構わないだろう……攻撃面だけを見ればだがな。
何が言いたいのか既に判っていると思うが、このセンセー、防御面については仲間だった頃と全く変わらないチハたん装甲。ある程度育てておいた武器や或いは育っているレベルの攻撃で殴ってやれば数撃で沈める事が出来る。つまり、少々のいやし草を準備してアスカを後方に下がらせておき、お望み通りシレンでタコ殴りにしてやれば苦戦なんて全然しない。限界突破させた武器なぞを作り終えていれば、回復も防御も無視して瞬殺する事すら容易であろう紙装甲である。流石センセー、攻撃の事しか考えていなくても何とも無いぜ。
撃破後、色々と語って去っていくセンセー。色々あってどうやら本気を出していなかったらしいが、本気を出したところでどうせ攻撃力が上がるだけで相変わらずのチハたん装甲だろうから何も問題は無いだろう。いやはや、因縁の対決なんて設定を持ち出すのならば戦いが白熱するようにもう少し打たれ強くしておけよ製作スタッフ。
しかし、センセーをガリ呼ばわりしていた訳だが、本気でガリ紛いな奴だったのな。