不思議のダンジョン 風来のシレン3 〜からくり屋敷の眠り姫〜 「からくり屋敷の財宝とは、隠し金山の事だったんだよ!」

不思議のダンジョン 風来のシレン3 ~からくり屋敷の眠り姫~

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 世間の評判なんて気にしない、気にしてない、気にしたら負けだ。自分にとって楽しければどんな駄作だって名作に成り得る筈。というか、全国のアンチ3派には申し訳無いが、本作は本作で楽しくない事も無いと思う今日この頃。いやまぁ、世界観や物語設定については『これは酷いシリーズレイプですね。』と言わざるを得ないが。シナリオライターとディレクターはシレンジャーにド突きまわされても文句は言えないと思う……が、シリーズ作において何時か叩かれる日が来るのは仕方の無い事ではあると思いつつ、必死で3を擁護する今日この頃。余り擁護する程の作品ではないような気がしなくも無いが。
 
 まぁ、文句を色々と垂れ流しながらも数十時間を遊び倒していたりする。しかし、何故か未だクリア前……何と言うか、下手に攻略Wikiに手を出してしまったから、どうしてもマンチキン&アイテムコレクターの血が騒いで仕方が無い。黄鉄の太刀と黄鉄甲の盾を作って印も適度に使えそうなものを叩き込んで、ついでにアイテム集めと救助ポイント稼ぎにWi-fi救助を片端から受けて、便利パスも最大限活用して不足しているアイテムを集めて、本作最大のバランスブレイカーコンボである水甕+祝福の壷で白紙の巻物量産しつつ剣と盾を鍛えて……いやはや、出来る事が多くて労力が積み重ねられるゲームってステキだなぁ。これはこれで、風来のシレンの楽しみ方の一つだろう。
 ただ、根本的にアイテムドロップが妙に悪かったり、レアアイテムの入手法が妙に手間が掛かったり、そもそも希少価値を付けなくてもいいだろうアイテムが多かったりと、本作ではアイテムハントが多少やり辛いorやり甲斐がある仕様となっているのがタマに傷。初代〜アスカまでであればそこそこ手に入ったアイテムが全然手に入らねぇ。というか、本編クリア前はゲイズ対策を殆ど出来ないってのは嫌がらせ過ぎる。初代みたく、『山彦Getで単なる雑魚化』というのも流石に味気無いとは思うが。
 
 尤も、育成ばかりに感けていた訳ではなく、本編もちまちまと進めていたりもする。前回、からくり御殿の本丸までを踏破した一行が次に進んだのはからくり屋敷の財宝が眠るという銭蔵。どうやら金鉱山を模したダンジョンの様である。銭蔵なのに鉱山とはこれ如何にという感じだが、突入時のイベントから察するに『本作におけるかぐや姫の一族』というのがこういった鉱脈を代々密かに把握していた山師の類らしい。アイテムを呪うゴスンドールや炎が非常に痛いスカイドラゴン、例によって装備弾きが憎たらしい事この上無いシハンに床のアイテムを所構わず投げつけてくるたまらんガッパ、盗印が無ければ面倒臭いガマゴンにはぎガラスにスミツボガエル等、厄介な連中が目白押しで出現する終盤らしいマップとなっている。まぁ、終盤といっても所詮はクリア後の前座である本編終盤なので、言うほど辛いという訳ではない。というか、寄り道をしっかりしてきている俺の様な稼ぎ大好きプレイヤーにとっては単なる通過点に過ぎない。
 そんな感じに全六階層を突破すると、現れるのは飛び降り自殺した筈の彼の男。まぁ、黄泉路に迷ってお供共々出てきやがった訳だが。何故か生前よりも多くの部下を引き連れての再登場。折角綺麗だった散り際を台無しにされてまで化けて出てきた彼だが、残念ながらお化けの類には成仏の鎌が特攻を発揮してしまうという罠。アスカの仏印付き蛇尾丸で速やかに再び地獄に落ちてもらう事に。
 撃破後、ありがちな展開ながら正気を取り戻して、重要な事を喋った上で成仏するお化けの人。千年前の真実の欠片がまた一つ揃う事になるのだが……本当にテンプレートに正しい直球展開ばかりだなぁ。尤も、シレンでそれをやる事自体は暴投どころか往年のガルベス並な危険球な訳だけれども。
 
 次回、いよいよ竹取の翁が満を持してシレン達の前に立ち塞がる。何やら壮大な企みが待ち構えている様なのだが……でもそんなの(ry