不思議のダンジョン 風来のシレン3 〜からくり屋敷の眠り姫〜 「神々の黄昏」

不思議のダンジョン 風来のシレン3 ~からくり屋敷の眠り姫~

不思議のダンジョン 風来のシレン3 ~からくり屋敷の眠り姫~
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 最終二連続ダンジョンに突入すると引き返せない事を先人達の戦訓より知ったシレン達一行は、前回の盛り上がりもそっちのけで一旦引き返す。『1000年前から続く陰謀なんかより、目の前の2000ギタンの方がよっぽど重要だ』を合言葉に、かぐや姫の眠る御陵内をギタンマムルの骸で埋め尽くさんと虐殺を繰り返す。世の中、最後にモノを言うのは金であるのはいつだって変わらない。からくり屋敷に纏わる悲劇とて、思い返せば金鉱が発端だった訳だし。
 とまぁ、シナリオの盛り上がりを棚上げして稼ぎに稼ぎを頑張っていたりする。何せ、クリア後は入れない、それでいて稼ぐには凄まじく都合の宜しいダンジョンが目の前にある訳である。ここで頑張らなければ何処で頑張ると言うのだ……いやまぁ、クリア後の様々なダンジョンで頑張る必要が死ぬほどありそうな気もするが、それはそれ、これはこれである。印の増源やレアアイテムの購入には先立つものが今後とも必要な訳だしな
 
 その後、暫くかぐや姫の前まで行っては引き返すといった往復運動を繰り返していたのだが、いい加減飽きてきたので覚悟を決めて最終決戦へと赴く事にするシレン達。クリア後のダンジョンに早く行きたいのが半分、いい加減役に立たない仲間と離れて単独行動したいのが半分といった按配である。一々場所取り考えて配置してメッセージウィンドウ気にしながらダンジョンに潜るのが億劫になったとも言う。
 ともあれ、とっととセンセーに隠居してもらうべく、ほったらかしにしていたかぐや寝台に顔を出す事になった一行。待ち受けていたのは衝撃というほどでもない事実と無敵モードでの黄泉比良坂での散歩、オマケの魔神イカヅチカミとの決戦である。前述の通りいい加減面倒臭いので、相変わらずご都合展開丸出しのセンセーによる感動的なシーンはとっととカット。更に先へと突き進む。
 黄泉比良坂を攻略した事でどこでもダンジョンが30Fまで解放されたので軽く踏破。漸くテーブルマウンテンと同じ階層まで広がった訳である。尤も、ダンジョンの難易度的にはまだまだテーブルマウンテンの中腹程度の設定っぽいが……というか、どうせクリア前に30階層まで順次解放していくのならば、丸々テーブルマウンテンを移植してくれれば古参も喜んだかもしれないなぁ。(尤も、一部敵の出現テーブルは変えざるを得ないけれども。)
 まぁ本作についての文句を言い出すと限が無いので、気持ちを切り替えて最終ダンジョン「黄泉御殿」へと挑む。全八階層を然程長くは無いのだが、ビッグボンボンの大爆発とデブーゴンやスカイドラゴン、リュイーグ2による遠距離攻撃のコンボが高い危険性を有していたり、鈴なり少年のモンスターハウス召喚効果でそいつらが一度に解したりすると高い危険度が更に倍増するという嫌がらせ仕様。そして極め付けがハイパーゲイズのクソッタレと来た日には、ノーマルでここまで頑張ってきたプレイヤー辺りはいい加減匙を放り投げたくなるかもしれない。イージーだと単にダンジョン突入前からのやり直しだけで済むから面倒臭いだけだが。
 そんな本編最後に相応しい程度の嫌らしさに満ちた黄泉御殿の最深部にて待ち受けているのが黄泉津大神ことイザナミ。ラスボスに国産みの神様を持ってくるとは夜叉鴉(荻野真集英社)をふと思い出す。尤も、アレはイザナギが途中で立ち塞がるだけで、真の黒幕は聖徳太子な訳だが……アレも随分ととんでもない内容だったなぁ。閑話休題、兎も角この神様を倒す事になる訳だが、真正面から挑むと酷い目に合う初見殺しな仕様なので注意が必要。具体的には『(盾が向いている)正面から受けた一撃目の攻撃をカウンター』という酷い仕様。まぁ、正面からが駄目なら後ろから殴ればいいだけの話だが。どうでもいいが、盾は八咫鏡って事は矛は天沼矛かね。
 『盾は一方向にしか使えないのよ!』と何処ぞの白蛇な台詞をかましながら、背後からどつきまわしてやると、イベントを挟んで第二形態へと変化する。あぁ、ユウナレスカを思い起こさせる詐欺っぷり。まぁ向こうほど元はエロくなかったけど。さて、この第二形態、全体への攻撃や状態異常によってこちらの体勢を崩してくるのが厄介なのだが、祝福与薬を読んでおけば基本的に安定する上に、見た目通りのゾンビなので、成仏の鎌や印【仏】、或いは結界の巻物やいやし草で大ダメージを受けるという仕様上の虚弱性を持っていたりする……まぁ、腹減りで死ぬ魔触虫に比べればマシなのかもしれないが、相変わらずラスボスが駄目なゲームだよなぁ、シレン。そもそも本作のシステムにボスって概念自体が合わないだけの様な気もするが。
 
 ともあれ、からくり屋敷の崩壊と共に漸く長き因縁にも終止符が打たれ、大団円の幕切れを迎える今回の顛末。ラストのラストで妙にコミカルな締め方をするのは正直どうよと思わなくも無いのだが……本当、今回のシナリオライターのセンスには付いていけない部分が多すぎる。そして、今回の戦犯リストスタッフクレジットが流れて終幕。あぁ、すぎやんは無罪の方向で。