428 〜封鎖された渋谷で〜 「一つの事件、複数の視点」

428 ~封鎖された渋谷で~ 特典 スペシャルDVD「SHIBUYA 60DAYS ~Making 428~」付き

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セガ 2008-12-04
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 BAD ENDを適時回収しながら本編中盤を読み進めている。
 どうでもいいが、大沢ひとみとマリアが同じ女優さんとは思えん。タマかわいいよタマ。
 
 何と言うか、前作「街〜運命の交差点〜」に比べて読みやすい/判り易い感じがしなくもない。同じシステムを用いたADVであっても『全く関係の無い他人同士の擦違い』をテーマに全く方向性を違えたシナリオを並行させた前作と違って、一見違う毛色であろうとも主軸シナリオ(ダディャーナザーン加納編)の誘拐事件とそれに関わっている/関わってしまった人間の動向を中心として描いており、作品全体の統一感が増している感は確かにあるだろう。ZAPPINGを前面に押し出して人間模様の複雑性を描いた前作と比べるとシナリオの解離性は少ない分、異色性に乏しくなってしまった/在り来たりの作品に近くなってしまったと批判する事が出来るかもしれない。まぁ、前作は前作で色々と批判出来る粗の多い作品だったが。結局、後半になればなるほど単なるオムニバス作品化していった(というかZAPPINGの意味が殆ど無くなっていった)訳だしな。
 良く言えば洗練された、悪く言えば突き抜けた部分が削られたというべき進化具合と言えるだろうか。個人的には洗練されて良くなっていると思うが、その辺りの評価は人それぞれだろう。まぁ、欲を言えば折角奈須きのこを起用した訳だから、とっとと奴さんのシナリオに突入させてくれてもいいんじゃないかとは思わなくも無いが。尤も、『アレはあくまでおまけだから、読みたいならば本編が終わった後に』という事なんだろう。同じクリア後の特典ではあるが、こちらはあくまで本編のおまけ(それにしても随分付加価値の高いおまけではあるが)だから、シレンの様に『本来のゲーム本編(従来仕様な不思議のダンジョン)』という訳ではないので、然程文句も無い。
 後、どうでもいいが、10年前に7人のチーマーを一瞬で叩きのめしたのって、やっぱり高峰なんだろうなぁ。花の命名であったりと合わせると、やはり作中でも10年の月日が流れているって設定になってるのか。ついでに突っ込むところとしては医者役に大塚明夫ってブラック・ジャックかよ!と。
 
 あぁ、ブラック・ジャックといえば、ジャックの渋さに期待が隠せなかったり。終盤、主人公に格上げされるらしいので今から待ち遠しい。