思い出の作品達 第百八十回 「がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マツギネス」
| がんばれゴエモン2 | |
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「銀魂」とか「刃鳴散らす」とか、或いは世界観だけなら「サクラ大戦」とかも。
そういう意味で、SFCでのサイバーパンクとスチームパンクを融合させたようなゴエモンシリーズの世界観は大好きだったりする。
特に、幾度と無くやり込んだ本作に対する愛は溢れ出ていたりする訳で。
という事で、今回は「がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マツギネス」である。
本作はSFCでのゴエモンシリーズ第二段。前作以前からの操作キャラクターに加えて、本作以後のレギュラーキャラクターの一体であるサスケを加えた三人から一人乃至二人を選択して各ステージを攻略していき、各地方の最後にてボス戦と巨大ロボットに乗り込んでのACT→FPSでの大ボス戦といった構成となっている。
前作が旧来のゴエモンシリーズの発展版、言わば「スーパーマリオブラザーズ」からの派生系譜に属した作品だったのに対し、本作では「スーパーマリオブラザーズ３」「スーパーマリオワールド」といった二世代目のACTの系譜に連なるシステムが搭載されている。即ち、フィールドマップの移動とステージ攻略とが分離されており、一度クリアしたステージを何度も楽しんだり、或いは同じステージに二つのゴールやクリア後のルートが用意されていたりといった按配である。また、従来の作品に存在していた街もまた本作でもステージの一種として用意されており、攻略の手助けとなるアイテムを購入したりミニゲームを遊んだりする事が出来る。また、上記のステージ選択制の採用に伴い進行状況の保存にバックアップカートリッジ方式が採用されている。
また、各ステージも各地方毎に作り分けられた背景や仕掛けが満載であり、程々の難易度と飽きさせないギミックが非常に見ていても遊んでいても楽しいアクションの王道をしっかりと往くクオリティを搭載している。惜しむらくはギミック満載の各地方最終ステージ(城)の再プレイが出来ない点だろうか。
今ならば前作共々Wiiのバーチャルコンソールにて購入が可能であり、またGBAにて両作を一つに纏めたモノも発売されているから入手は容易だろう。
奇を衒う部分は無いものの、2Dアクションゲームとして非常に基本へ忠実な王道作品としてオススメ出来る一品である。
