教育大付属池田小学校にて児童殺傷

包丁で人は簡単に死んでしまう……
たった10分の間に八人の児童を殺害し、十五人の人間に傷を負わせる事が、人にはできてしまうのである。
学校に危機意識が欠けていたのだろうか?
……却下である、いくら学校が子供たちを一時的に保護者から預かって教育する場所だとしても、その安全確保の為に軍事施設並の厳戒体制を敷く必要性は無い
全く、非常識な世の中になったモノである(−0−)y―~~~
さて、今回の事件に関してだが…… また何時もの如く、何処かに加害者の正当制を主張する愚か者が出現するかも知れないので、とりあえずここで断言しておくが、
奴は有罪であり、救い様の無い凶悪犯である!!
人を、それも児童を八人も殺害すれば、普通なら何の弁解も無しに絞首台行きである
だが、例の如く精神鑑定で『心身喪失状態』の判定が出てしまえば、精神病棟行きである……
……そこから出られる可能性が存在しているにも関わらず……
精神病棟での治療は、無期懲役の刑期と同じように、特に治療期間は決まっていない……故に、薮医者が治ったと言えば、その瞬間から一般社会に復帰出来るのである
………八人の命を奪い、十五人の体に傷を付け、更に多くの児童に精神的な傷を負わせたにも関わらず……
もし、彼を弁護する気があるのなら、一言聞かせて貰らうが……
被害者は、どうなるんだ?
 

今回の事件についての詳細


小学校殺傷
刃物持った男が乱入 児童8人死亡 15人重軽傷


8日午前10時10分ごろ、大阪府池田市緑丘1、大阪教育大付属池田小(山根祥雄校長、児童688人)に、刃物を持った男が乱入し、教室や廊下で児童らを次々刺した。
1、2年生の児童8人が死亡、教師2人を含む15人が重軽傷を負った。
男は教師2人に取り押さえられ、駆けつけた府警池田署員に殺人未遂容疑などの現行犯で逮捕された。
府警は池田署に捜査本部を設置、殺人容疑に切りかえて男を追及している。


調べでは、男は37歳。無職で大阪府北部に住んでいる。精神科で治療を受けていた。
精神安定剤を10回分まとめて飲んだ」といい、逮捕時、薬物による幻覚状態だった。
左指にけがもしており、府警は大阪警察病院で胃の洗浄などの手当てをした後、身柄を池田署に移し取り調べている。
調べに対し、
「何もかも嫌になった」
「何回も自殺を図ったが死にきれなかった」
「捕まって死刑にしてほしかった」
などと供述しているという。


男は学校の東出入り口前に普通乗用車を乗りつけ校内に侵入、廊下から2年東組の教室に入って児童を刺した。
その後、並びの3教室に次々と乱入し、教室や廊下で逃げ惑う子どもらに次々と襲いかかったという。
2番目に乱入した同西組担任の岩崎真季教諭(28)が110番。
最後に1年南組に入ったところで、矢部勝己副校長(43)と同組担任の河上洋介教諭(27)が取り押さえ、持っていた出刃包丁(全長28センチ、刃渡り15センチ)を取り上げた。
河上教諭はこの時、けがをした。
学校では悲鳴が飛び交い、学校近くのスーパーに助けを求めて駆け込んだ児童もいた。

大阪教育大は、対策本部(本部長・中谷彪学長)を設置。
また、大阪府警は被害児童や保護者に対応するため、約60人体制の被害者対策班を設け、体育館で父母らに事件の概要などを説明した。児童らは、迎えに来た父母らに連れられ、下校した。
同小は、犯行が多くの児童の目の前で行われたことで、無事だった児童にもPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの後遺症が残る可能性を考え、専門家などに来校してもらい児童の心のケアなどに当たってもらう方針。


容疑者の男は兵庫県内の高校を中退。職を転々とした後、93年に同県伊丹市の職員に採用された。市バス運転手などを経て98年4月から同市内の小学校に技能員として勤務していた。
翌99年3月、服用していた精神安定剤をお茶に混入し、教諭4人に飲ませたとする傷害容疑で逮捕され、同市から免職処分にされた。
この事件では、刑事責任能力が問えないとして起訴されず、措置入院。その後、入退院を繰り返していた。
毎日新聞6月8日] ( 2001-06-08-20:01 )