思い出の作品達 第五回 「ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会」

ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会

ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会




 何故に購入したのかは今となっては判らないが、良くぞコレを購入した当時の俺!GJ!
 当時、俺の家に集まった時には必ず催された三人対戦(ジョイコントローラは有ったけどマルチタップが無かったので三人までしか対戦出来なかった)の思い出は、俺的ゲーム史の中でもかなり上位にて金色に輝いている……場外乱闘を含めてだが。(だって、クロスカントリーの水中面でハメ殺しは無しだろ。)
 
 さて、本作は今は無きテクノスジャパンが誇るくにおシリーズの五作目(だったっけ)に位置する対戦型アクションゲームの傑作である。特色ある四校から好きな高校を選択して運動会っぽい大会を勝ち抜くといった趣旨の作品で、クロスカントリー・障害物競走・たまわりゲーム・勝ち抜き格闘の全四ステージを個々に指定した回数ずつ繰り返し総合得点を競い合う(一人プレイでは常に1位じゃないと駄目だったっけか)。
 一般的にはれいほうを選択すれば鉄板といったイメージが強く、クロスカントリー・障害物競走=もちづき&勝ち抜き格闘=りゅういち・りゅうじを選択するプレイヤーに対して他のプレイヤーが表向き結託してトップ阻止に回るといった構図は全国的によくあったと思われる。尤も、プレイヤースキルや知識次第では他の高校を使いこなして一枚上手をゆく事も十分可能になっていたりするのだが。例えば有名過ぎる『ぼうじゅつスペシャル』とか。
 因みに空気を読まずに一位を狙うならクロスカントリーと障害物競走でひたすら壁当てをするという邪道なプレイスタイルが存在しているが、対人線でそれをやったら確実にリアルファイトで潰されるのでおすすめしない。
 
 個人的には今尚対戦型ACTでは随一の出来栄えだったと思っている作品。対戦可能なゲーム全体を見渡しても同等以上に盛り上がった作品は精々「スーパーボンバーマン」「ドカポン3・2・1 嵐を呼ぶ友情」「ゴールデンアイ007」ぐらいだったような気がするし。
 あぁ、そう言えばGBAに移植されていたような気がするが、アレを買うぐらいなら本体毎FC版の購入をおすすめする。一応プレミア作品なので高くつくが。