思い出の作品達 第十回 「ぷよぷよ」

ぷよぷよ MD 【メガドライブ】

　俺が手持ちのメガドライブ用ソフトの中で一番やり込んだ作品。連鎖の掛け声は一種類だけだし、相殺も出来ないし、サタン様はイカサマ二連鎖を連発してくるし、正直な話としては何故にあそこまでやり込んだのか、今となっては少し不思議に思うところがある。
　だが、当時は『少々どぎつい配色だが、画面に映えるグラフィック』『今となっては音質が明らかに悪いが、耳に残る音声と音楽』『パズルゲームとしての完成度の高さ』など、小学生低学年の俺にとっては熱中するに十分なモノがそこには詰まっていた。
　
　さて、本作は今は無きコンパイルの大ヒット名作パズルゲームシリーズ「ぷよぷよ」のMD版である。まだまだシンプルなシステムで『四つ同色のぷよを隣接させれば消える』『ぷよが消えた時、当該ぷよの上に位置するぷよが全て下にずれる。その際に再び条件を満たせば連鎖でぷよが消える』『同時消しや大量消し、連鎖で得点＆おじゃまぷよの数が増える』ぐらいの要素しか存在しなかったが、逆に言えばこの程度のシステムでも十分に熱中出来るだけの完成度を誇っていた。
　
　その後、通やSUNにて追加要素を加えて対戦が盛り上がっていく本シリーズではあるが、俺としては短期決戦仕様だった本作が一番好きだったりする。