思い出の作品達 第十一回 「ラサール石井のチャイルズクエスト」

ラサール石井のチャイルズクエスト

ラサール石井のチャイルズクエスト




 当時のファミっ子を相手に宣伝して、本気でチャイルズがブレイクするとでも思っていたのだろうか。思ってなかったとは思うけれども、当時のアレな風潮からして意外と本気で狙っていたのかも知れん。
 いや、ゲームとしての出来は悪くは無い……と言うか、バカゲーとしてはかなりの逸材だと思うけれどもさ。でも、おむつプレイはちょっと……
 
 さて馬鹿話は兎も角、本作は見た目とかコマンドとかシナリオこそアレだが、中身は極々正統派なRPG作品である。まぁ少々難解な謎解き(『ちくわのあな』)や凶悪なラスボス(正攻法では倒せない)が存在していたりと、当時としてもバランス悪ぃけど。その割には結構楽しめる。バカゲーとしても、佳作RPGとしても。
 と言うか、この時期に発売されたナムコの芸人ゲームはこれといい「さんまの名探偵」といい、割と出来のいい作品に仕上がっていたりする。この辺り、流石はセカンドパーティにて最優遇されるだけはあったと言うことだろうか。
 
 まぁ個人的には正攻法で倒せないラスボスが、ネタの仕込みとしては余りにも厳し過ぎるとか思ってみたり。最高レベルで某キーアイテム使用でも、守戦を意識していなければ普通に負けるしな。初回クリア時は、単純に永久パターン(キーアイテム使う→攻撃喰らう→回復する→攻撃喰らう→回f(ry)はまっていたらクリア出来ただけだし。