思い出の作品達 第三十九回 「ミシシッピー殺人事件」

ミシシッピー殺人事件

ミシシッピー殺人事件




 落とし穴とナイフ、繰り返される『もう はなしましたよ』、ついでにトルネコ。(最後のは違う。)
 まぁ詳しくはココでも読んでもらえれば判ると思うが、「たけしの挑戦状」に通じるモノがある理不尽さ加減が魅力的な作品……ぶっちゃけ、クソゲー。ノーヒントによる手掛かり収集やミスれば手詰まりになるメモ機能など、攻略本必須なシステムを搭載し、尚且つ冒頭でも記した『唐突な罠』によるゲームオーバーが待ち構えている。しかも、その罠が設置された部屋に証拠品が隠されていたりするから手に負えない。
 ……素直にコマンド選択方式のテキストアドベンチャーにすれば、もう少しまともな作品になったと思うんだがな。下手に見下ろし型マップでの自由探索をシステムとして盛り込もうと無理をするから『唐突な罠』も嫌らしく思えるわけで……あぁ、テキストオンリーでアレをやったら「シャドウゲイト」になるか。