思い出の作品達 六十七回 「トレジャーハンターG」

トレジャーハンターG

トレジャーハンターG

 
 
 前回に引き続いてSFC末期のSQUAREマイナーRPG作品群からチョイス。
 作風としては……一番近いのは「ガイア幻想紀」辺りか?システム全然違うけどさ。
 
 佳作なれどそこそこ遊べる作品が多いこの時期のSQUARE作品、本作もそういった流れに違えない作りとなっている。
 ただ、ありきたりな展開/大した歯応えでも無い難易度(終盤が楽になるRPGって正直どうよ)/一本道過ぎやしねぇか?等、昨今のSQUARE製RPGの欠点をしっかり持っている辺り、決して名作と断言する事は出来ないであろう作品。尤も、RPGとしてではなく付加的要素満載のADVとして評価すれば中々に楽しい作りになっている……この頃以降のSQUARE製のRPGってそんなのばっかりだよな。
 
 前述した中盤さえ乗り切れば楽勝になる難易度(設定的には物凄いラスボスが殆どタコ殴りで勝てる)のだけは正直萎えたが。まぁ、前半での苦労→後半での活躍はRPGにおいて爽快感/達成感を演出する為の手法の一つだから、一概に全否定するのもどうかとは思うがFF6以降の□は度が過ぎているんだよな。