今日のゲーム 「THE GOD OF DEATH」

 攻略サイトを使って一気にクリア。「悪夢」「絶望」の系譜を継ぐ作品としては中々の出来だったのではなかろうか。
 尤も、初見でのインパクトや意味も無いボリュームは若干減少気味ではあるし、ゲームとしての難易度も同様の『捕獲システム』を採用している前作に比べてかなり易しくなっているので、微妙に『凡作化したのでは無いか?』と思わなくも無かったりするが。後、マップ移動が面倒臭いのも難点……「絶望2000」辺りでもっとすいすい移動出来るシステムを使ってなかったっけ?(あちらは未プレイなので確認出来ないが。)それに、個別エンドへの分岐がまとめてバッドエンド9で一括りにされている+前作の様に乗り移りでの成り済ましによるフラグ立てが無いので今一つとってつけた感が漂っていたり。
 ただ、(可能性としては無茶苦茶だと思いながらも)在日米軍の干渉を引き出す辺りの伏線の立て方は結構楽しめた。恐らく元ネタになっているであろう某作品の言葉を借りれば『(悪役顔で)計算通り!』といった感じだろうか。いやまぁ、トマホークぶち込むぐらいなら『特殊部隊使って深夜に爆破工作する』とか他にもやり様があったと思わなくも無いが。グリーンベレーとかシールズとかネタには事欠かないコメリカ合衆国軍な訳だしさ。その他、西崎や蔵木が捨て駒なりにいい味出していた(にも関わらず終盤あっさり殺したり殺されたりする)辺りも好印象だったり。その後の眷属召喚は少々萎えたが。