今日のゲーム 「テイルズオブデスティニー」

テイルズ オブ デスティニー(特典無し)

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　もうすぐ第一部が終わる辺りまでとっとと進行(現在ハイデルベルグ城内、時計塔のセーブポイント)、マリー関連のイベントが大幅に書き換えられてたのが印象深い。記憶が薄れているので何とも言えんが、確かオリジナル版ではダリルはグレバムに操られていただけだった筈だし、サイリルの街が独立志向が強いとか、そんな設定も無かった気がする。つか、進行ルートで生存／死亡の分岐があった筈だしな。(スノーフリア〜ハイデルベルグで裏道から回るか正面突破するかで、分岐したんだっけか？)
　まぁ、そんなこんなで生還したダリルだが、ど〜せTOD2との辻褄合わせの為に死ぬものだと予想。多分、お安いドラマ仕立てに『グレバムに特攻』とか。尤も、TOD2のリメイク版の内容を書き換えておくという荒業も可能ではあるが……等と考えていたら何事も無かった。まぁ、それはそれでいいか。
　そういや、何でグレバムの発音って尻上がりなんだ？普通に読んだらグレバムになると思うんだが。
　
　そんなグレバム撃破後に一幕、これも新規挿入部分だよな？
　つか、前作ではラスボス撃破後にえらくあっさりぶっ刺して壊してた筈なんだが、何故に傷一つつけられんのだろうか。
　……さて、そんなこんなで第一部終了。オリジナル版をプレイしていた当時は続けて始まった第二部に驚かされたもんだ。
　
　とりあえず、第一部完の時点での思った事を総括してみる。
　ここまでのプレイでも結構改変部が目立つ、ルーティとの別れのシーンとか『おっ？』と思わされたし。OPムービー意識してるっぽい。
　戦闘面ではリバースから試みられていたSPを無くして『より格闘ゲームっぽいの戦闘システムの構築』によって爽快感を出し、脚本部分では小説や続編などで広げられた世界観を何とか辻褄つけようと一つ一つ回収し、それと併せてフルボイス化した事によってより一層キャラゲーとしての要素を濃くしてここの人物の描写を上手く表現し……どうなんだろうか、前作だけと比べるならば十分進化したと思えるのだが……
　初代TOPや初代TOD、或いはPS版TOPを触れたときに感じた衝撃が大きかった分、どうしてもゲームとしては特化はしても進化はしていないような気がする。いやまぁ、アクション性を増しながらも誰が触っても楽しめる戦闘システムや戦闘時に自動で回復を行う機能を各種設定出来る新型フードサックシステム。或いはTOD2での導入後、使い込まれて作りこまれて随分と使い勝手が良くなったスキット周りなど、確かに進歩はしているのだが……初代TOPにおいて登場した戦闘面の大幅ACT化(「スーパーチャイニーズ2」等において既にFC時代からその発想はあったが)や主題歌やオープニングムービーなどアニメを思わせる作り(どうせPCエンジンとか探せば出てきそうだけど)、或いはTOD以降定番となった有名新人アーティストとのタイアップ(これは賛否両論だろうな、俺としてはTOD、TOS、TOA辺りは有りだと思うんだが)など、『これは！？』と万民を驚かせる仕掛けが無い気がする。いやまぁ、既にRPG自体が結構やりつくされた感が漂っているとは思うのだけれども。
　無論、リメイクにおいて前作を細部において膨らませシステム周りの整備を行うのは基本と言えば基本だし、昨今のリメイク≒難易度の低下の流れには乗らず、結構バランス的にはオリジナル版を踏襲している点については高く評価するけどさ。