今日のゲーム 「月光のカルネヴァーレ」

月光のカルネヴァーレ

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 何か若本分が足りない顛末だったなぁ、中ボス的位置付けに座していた割には小物過ぎる結末だろうて。再登場を切に願うところだ。
 それに対して、カルメロが大活躍。峠でのカーチェイスシーンは色々と満足出来る代物であると保障しよう。
 後、物語が進むにつれてシルヴィオが随分格好良くなっている。単なる脳筋馬鹿じゃない模様。カーチェイスシーン・ラストでの蹴飛ばしの様な彼なりの気遣いが時折光る。中々良い兄貴分なのかもしれん、例えるならばプロシュート兄貴……あぁ、だからカルメロがステアリング操作を呆けて居た時に『マンマ』なんて呟いたのか。つまり、カルメロ=ペッシ。(それは少々無理が無いか?)
 
 そんなこんなで若干の幕間劇をはさんで、いよいよ敵の本拠地へ乗り込む事に。カルメロと熱く共闘する様はさながらデモンベインのアルルートでのDr.ウェストを思い起こさせる。どちらかと言えばFate/stay nightの凛ルートのランサーとの一時共闘っぽいけど。
 オルマ・ロッサ勢揃いの援軍であったり、シルヴィオを前に死を覚悟の特攻をするカルメロであったりと、敵の本拠地戦に相応しい二転三転の盛り上がりが準備されているのは圧巻。しかし、カルメロってシリアスになれば成る程(中の人が一緒なだけに)如月双七になってくよな、声質が。ピウスの中の人が九鬼先生な感じ(シーモアでもハイペロでもファミ通WaveDVDのナレーターでも可)だったら更に燃えたのにとか思ってしまう。
 まぁ、そんなたわいも無い事をふっとばすぐらいには熱い演出だったとだけ付け加えておこう。こいつら、初登場と比べて別人かと思えるぐらいに格好良過ぎだ。流石はNitro+のブランドを冠した作品、熱い漢を描かせたら右に出るのはそうそう無ぇな。
 
 さて、そんなこんなでアンナルート終了。
 とりあえず一言……そんなにお前らは主人公=巨チンにしてぇのかと。どうせデカくしたんなら鉄板ネタの一つでも挟まんかいと。(まぁ多分他のルート、おそらくノエルルートかルナリアルートでは『そ、そんなモンはいるかぁ!!』とか『な、何ですかコノ凶悪物体は!』とかそんなネタがあるものと予想。)
 後、Nitro+の大作の長所でもあり短所でもあるのだが、起承転結の『転』が急激過ぎるところは相変わらずだった事が安心と嘆息した部分だろうか。ダヴィデ退場からの一連の流れが少々早過ぎるような気がする。無論、あの急転直下で状況が変動する躍動感はそれはそれで爽快ではあるのだが。