「はじめの一歩 レボリューション」
原作において今に至るまで最も人気が高く“ベストバウト"の呼び声高い名試合である。
流石にそれを考慮してか、この試合の千堂はかなり強い。激しい攻撃性とかなりのタフネスを併せ持ち、伊達以上に強いといっても過言ではない。
この試合からデンプシーロールが使えるようになっており、こちら側もかなりの戦力増加を成してはいるのだが、下手に距離をとってデンプシーロールを狙うと『長距離砲で発動を崩された上にスマッシュを食らってダウン』といった感じで気力は減るしポイントは失うしと、かなりリスクが高くなっている。
……つか、下手にデンプシーロールで狙い過ぎるとあっさり負ける。
ここは定石通り『潜り込んでボディ連打→顔面へフィニッシュ』のコンボを叩き込み続けるのが上策かと思われる。
尤も、デンプシーロールは嵌ればダウンまで一気に持っていけるから、使いどころを間違えなければ凶悪な性能のスペシャルムーブではあるが。
それに、この試合ではやはり『肝臓打ち→ガゼルパンチ→デンプシーロール』の三段コンボを叩き込みたい。
引き続いて、これも名試合と名高い木村vs間柴戦。
ドラゴンフィッシュブローを引っ提げてインファイターとしてタイトルマッチに挑む木村は、やはり格好良い。
本来、アウトボクサーの木村だがこの試合に限ってはスペシャルムーブの関係上インファイトをする必要があり、操作感は一歩と然程変わらない。試合運びとしても『潜り込んでボディの連打→スペシャルムーブ発動で顔面直撃』とインファイターの定石をなぞるものだしな……つか、下手にこの試合の印象が大きかったのが災いしたのか、スペシャルムーブがインファイト用だけってのも寂しい限りではある。高レベルなアウトボクサーという設定なのに。
更に、ついでなので真田戦もこなしてみる。原作では初防衛戦ということで随分と苦戦した試合だったが、案外簡単に勝ててしまった。
尤も、『ガードしてたのに、いつの間にかフルボッコ』『攻めていたのに、気が付いたら棒立ち』とまぁ、チート紛いの必殺技には随分驚かされたが、パンチ力不足なのか、タコ殴りにされている割には連続でダウンを奪われる事も無く、押せ押せでボディを叩き続けていたらあっさり勝利。
ただ、デンプシーロールだけは簡単にいなされる(下手に発動させたらフックを合わせられる)のは原作を上手く表現しているといえるが……後ろに下がってあっさりとカウンターとるのは沢村っぽい様な。島袋までは体当たりor相打ちで技自体を封じるだけだよなぁ。