機神咆哮デモンベインでエロパロ 適当にまとめ その3

そろそろ九朔のターンがは〜じま〜るよ〜

482 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2006/05/09(火) 21:36:28 ID:ewWUomk8
 「ハァ…ハァ…」
 
 ここはとある教会の部屋、
 棚の上には可愛らしいぬいぐるみが飾られた、女の子らしい部屋である。
 しかしその部屋の住人の姿は無く、
 かわりに現在大人への階段を大爆走中な少年の姿があった。
 まぁ毎日イチャイチャイチャイチャしているタダメシ喰らいのバカップルや、
 妄想を膨らませ大暴走する母親代わりのシスターと生活していれば
 彼がこうなるのは必然、どっかの魔道書の言葉を借りれば「運命」であろう。
 
 「ア、アリスン…んあ!!」
 
 もはや彼のモノは秒読み段階に突入、意識せずとも手は勝手に動き、
 もはや彼自身にも止められない状態だった。
 
 その時…
 
 「あ…れ、私の部屋で何してるの…?」
 「!?」
 
 その声は今の彼に白く燃える極極極低温の刃のごとくすべてを凍りつかせた、
 心臓、息、そして手、ついでにカウントダウンも…
 
 「ア、アリ…スン…」
 
 おそるおそる振り返るとそこには部屋の主、アリスンが立っていた。
 
485 名前:名無しさん@ピンキー
投稿日:2006/05/10(水) 00:37:21 id:VQEAsuF8
 「ち、違!アリスン!これは!」「きゃ!?」
 
 なんとか言い訳をと立ち上がるジョージ、
 だがそれは自分のモノをアリスンに向ける事になった。
 突然男のモノを見せられアリスンはその場しりもちをついた。
 
 「ご、ごめ…うあ!」
 「!?」
 
 脅えるアリスンを前に慌てズボンを上げる、
 だが今の彼の爆発寸前のモノには軽く布が擦れるだけでトドメを刺した。
 勢いよく吹き出した精液は放物線を描き、座り込んだアリスンに見事命中した。
 
 「あわ、あわわ!?ご、ごめんアリスン!!その、えーと…」
 「…!!」
 
 慌てふためくジョージを残し、アリスンは無言で部屋を飛び出して行った。
 
 「アリ…スン…」
 
 射精後の脱力感とアリスンを汚してしまったショックで
 ジョージはその場を動けなくなってしまっていた…。
 
501 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 03:22:42 ID:4eNb5b2H
 妄想回収
 
 316 名前: 名無しさん@ピンキー [sage ] 投稿日: 2006/05/28(日) 02:50:44 id:Q6aztZxj0
  うを、ついガチャ好きな同士発見してしまったんで調子乗ってしまったスマソ
  お詫びついでに脳内に落ちてきた妄想ネタ、帰ってきた九朔に対してペルデュラボーの反応
 
  ぺル「ふむ、確かに僕は三位一体を為すためのパートナーが必要だとは言ったが…」
 
  九朔「何が言いたい、ペルデュラボー」
 
  ペル「いや、“自分自身”をパートナーとするとはね。
     君のお父さんはロリータコンプレックスだったが君はナルシストか、
     血は争えないね」
 
  九朔「我は断じてナルシスト等ではないっ!」
 
  >>316
  九朔「……ひどい、ひどいわ、おにいさま。
     ふたりっきりのときはあんなにつよく抱きしめてくれたのに。
     私の名前をわたしのみみもとで、やさしく、よんで、くれたのに……
     よよよ……」
 
  九朔「我を陥れてどうするっ!」
 
  どこかで聞いた気がする会話。
  --------------------------------------
 
 こういうのもいいなあ
 
502 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 09:42:24 id:kimOigLB
 >>501
 こういうノリなら構わないな、
 全てが終わった後でアナブラがもう一人の自分を好きになってしまう展開とか
 
503 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 23:39:05 id:Wi3U+v0n
 >>502
 一番問題なのは呼び方なんだよなアナブラ。
 両方九朔って名前なんだからどう呼べはいいのか…
 
504 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 08:18:40 id:QXF8Ao7n
 むしろエンド後、どっちが兄(姉)で言い争う九朔×2を妄想した俺。
 
 時に、九朔って
 マスターテリオン見ても無反応(つーか、知らない人相手の反応)だったけど、
 これって
 
  1、飛翔の九朔はまだペルデュラボーと出会ってない
  2、ペルとテリオンが同一人物だと気付いていない
 
 のどっちだろ?
 ペルデュラボーの方が常に牛乳瓶底眼鏡をかけていたから気付けなかった、とかw
 
507 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 13:13:29 id:rZR6G07S
 九朔って、よくマコト(メイド三人集)に喰われなかったなあ
 
513 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 19:13:33 id:G4aTXmVX
 >>507
 あれ、マコトって小さい子なら男女問わずだったっけ?
 女の子だけが対象だったような……。
 
 あと、九朔が食われなかった理由は>>510だと思うw
 
515 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 19:30:45 id:ERzW9bte
 >>513
 そこで女装ですよ
 
517 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 22:19:18 id:rZR6G07S
 >>515
 勿論スタッフコメントに出ていたようにアルの格好ですね?
 いやむしろここは、♀九朔に無理矢理服をとっかえられて、
 ♀九朔の格好をさせられる♂九朔というのはどうか?
 当然、抵抗しても父親同様、女装させられるイベントの時は
 覇道財閥の最強戦力を投入されるわけですよ。
 
518 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/30(火) 06:15:36 id:MdCjfpUk
 >>517
 むしろ「あの」クイーンに育てられたんだから
 酒の席のたびに幼少の頃から玩具にされてます
 
519 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/30(火) 17:22:23 id:N2n0kquv
 >>517
 マギウススタイルは、女性的なフォルムが入った女装騎士とか連想しちまった(´ω`)
 
505 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 10:14:24 id:CZNfnkkK
 赤い方の子の夜這いから必死で逃げる九朔(男)というギャグ調ストーリーを妄想。
 
 あっちはあんまり気にしなそうな…
 
506 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 10:32:11 id:QXF8Ao7n
 >>505
 で、潔癖性(ペルデュラボー曰く)の九朔の方は必死になって逃げるとw
 
 雑記ネタだが、九朔とペルの仲が良すぎて嫉妬してた転生エセルが
 裏から赤い子の後押しとかしてそうだな。
 赤い子から逃げてペルにかくまってもらおうとした九朔を、
 エセルがこっそりふんじばって赤い子に差し出すとか。
 
509 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 17:00:13 id:Ce9sNDA0
 >>505-506
 近親ネタとかダメなんであの2人ガチは無しだが
 なんかこういうギャグ調だと激しく萌える事に気づいた(;´Д`)
 
510 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 17:19:21 id:aCdr3nr/
 瑠璃(3X)「私が……! 私が、手塩にかけて育ててきた……
      ”私の”可愛い九朔が……!
      このような……人外ロリっ娘に、たぶらかされて帰ってくるなんて……!
      ふ……ふふふ……またなの……またなのね!?
      呪いなのね、これは! あの古本小娘の陰謀なのね!?
      それとも、あなたのお父様の血なのかしら!?
      おほ、おほほほほほ! ……ツルペタぁぁ、許すまじぃぃ」
 
 九朔  「クィーン。お気を確かに、クィーン」
 
 クザク 「やっだぁ。このおばさんショタ入ってて
      トシ考えてなくてちょっとデンパでマジこわーい」
 
 瑠璃(3X)「そこになおれこむすめぇぇぇ!!」
 
 九朔「……ウィンフィールド氏! ウィンフィールド氏はいずこか!?
    此度の騒乱確かに我が不手際なれど氏のご助力なくば
    到底生きて帰れるはずもなくって本気でいらっしゃらぬだとぉ!?
    まさか逃げ……おのれ、おのれウィンフィールドォォォォ!(血涙」
 
512 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 19:09:44 id:G4aTXmVX
 >>506
 妄想追加。
 
 九朔   「エ、エセルドレーダ! 貴様、裏切ったな!?」
 
 エセル  「裏切るだなんて人聞きの悪い――――これは知略よ」
 
 九朔   「同じだーーーーーーっ!」
 
 エセル  「女の子に恥をかかせるなんて、騎士のすることではなくてよ?」
 
 九朔   「近親相姦の方が騎士の所行ではないわ!
       ええい!いいからこの拘束術式を解かぬか!」
 
 エセル  「大丈夫よ、相手はもう一人の自分なんでしょう?
       ―――つまり、自慰ね。問題ないわ」
 
 九朔   「き、騎士はそのようなことをせぬ!」
 
 九朔(紅)「うふふ、おにいさま、そろそろ観念なさって?」
 
 九朔   「追いつかれた!?
       ええい! ペルデュラボー! ペルデュラボーはどうした!?」
 
 エセル  「バカね――マスターなら寝てるわ」
 
 九朔   「ペルデュラボーーーーッ!」
 
514 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/29(月) 19:15:03 ID:7OayEWRY
 >>510
 あー、そりゃあ、ウィンフィールドの旦那くらいじゃマジで逃げるだろうよ。
 …っていうか、傍観キャラは多いだろうけど首を突っ込んでくれるのは
 Dr.西くらいだよな。
 
 え、九朗?
 奴は真っ先に古本娘に折檻されたあと、古本娘を折檻してますよ。
 
521 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/31(水) 02:01:07 id:tAPuP8CK
 しかし近親物が駄目な俺にとって九朔とアナブラはちょっとショックだった。
 小悪魔少女×硬派少年が好きだったからなお更……orz
 
522 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/31(水) 03:58:22 id:YcmoUPci
 >>521
 ・・・( ´・ω・) (・ω・` )・・・
 
 (´・ω・`) そんな事言われても、知らんがな。
 
523 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/31(水) 04:34:44 id:OGC/VrX9
 >>521
 ナカーマ(´・ω・`)人(´・ω・`)
 でもまあ双子みたいなモンと思って>>501みたいな感じで萌えることにした
 
524 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/31(水) 04:54:00 ID:4rO+33Zk
 >>521
 っつってもぶっちゃけ、同じところから発生した別人だろ、もはや。
 紅朔のほうは、アルをベースに実体化したから、余計に魔導書よりになってるだろうし。
 
525 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/31(水) 05:21:38 ID:U3/x7rpj
 ちょっと上で言ってるのも同じ人かもしれんが結構近親が駄目な奴っているんだな。
 漏れは、拒否反応全くないからなんか意外だ。
 
526 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/31(水) 06:40:27 id:GiG8kd17
 近親どころか自分自身なワケだが外観も性別も違うから余裕で許容範囲内だ。
 モリガンとリリスとか、分割ネタ好きなんだが性別同じのがほとんどだし。
 
527 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/31(水) 10:26:01 id:DxO+P6Qx
 >>525
 個人の嗜好はそれぞれだしね、ここに居ながらロリが苦手な俺みたいな奴もいる。
 >>521が人気者なのは前から同じような書き込みがあったから
 繰り返し愚痴みたいな事書くなってとこだし(同一人物とは思わないけど)。
 
528 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/31(水) 11:26:39 ID:1ummcg6F
 >っつってもぶっちゃけ、同じところから発生した別人だろ、もはや。
 
 紅朔「という事なので近親にも自慰にもならないのでご安心あれ♪」
 九朔「そういう問題でもなかろうが!!この拘束を解け!!」(ガチャガチャ!!)
 紅朔「あらぁ…?お父様の息子ならこういうのもお好きなんじゃないかしら」
 九朔「ふ、ふざけるなァ!!さっさとこれを…うわぁあ!!??」
 紅朔「よいでわないか♪よいではないかぁ♪」
 九朔「ひぃぃ!!母上!クィーン!ウィンフィールド!卿!メタトロン!
    ………糞親父でもいいんだ
    誰か……助けて……」
 
 >>524の冒頭の言葉で全て救われた。この二人はこうしたコミカルエロが似合うなw
 
 シリアスでやったら鬼畜アナブラによる徹底した九朔陵辱になりそうだけど
 
529 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/05/31(水) 12:33:31 id:BgRgHg+N
 却下却下却下ァァ!
 アナブラは誘い受け以外みとめねえ!
 無論相手は九郎だ!
 
 ふしだらな娘に肉体言語できっついおしおきキボンヌ。
 性的な意味で。
 
530 名前:九朔×九朔[sage] 投稿日:2006/05/31(水) 16:16:31 id:QGE0fWw9
 「宇宙が、合わせ鏡のようなものであり、無数に存ると言うのなら……
  “大十字九朔”もまた、各々の鏡の内に潜み、無数に在る」
 「ええ、九朔。私も、“九朔”よ。貴方と同じ、鏡の中の九朔……」
 「然り。だが……」
 
  九朔は九朔の手を取り、引き寄せた。赤い瞳を覗くように、顔を寄せる。
 
 「“我の九朔”は、九朔、お前一人だ。それは、違え様がない」
 「九朔……」
 
  紅の九朔は、小さく、己の名をささやいた。
  彼女を見つめながら、彼は思う。ペルデュラボーの言うとおりだと。
  彼女と自分は酷く似ている。が、その実全く違っている。
  隣のクラスの同姓同名。双子よりも遥かに隔てられし存在。
  ただ、自分は無骨者ゆえ、不器用ゆえ、認めることが出来なかった。
  母の血かもしれない。
 
 「それじゃあ、九朔? 私が、貴方の九朔なら……」
 
  九朔が片方の手を伸ばし、
  細い指を、九朔のこめかみからそっと突き入れて、髪にからめた。
 
 「貴方は、誰の九朔?」
 「我か。我は……」
 「そう、貴方は……私の、九朔」
 
  九朔の目から、涙が零れる。
  粒の大きな水滴は、窓から差し込む夕焼けに照らされ、赤みがかり、血の様に見えた。
 
 「知らなかった。知らなかったわ、私。
  そんな大切なことを……ずっと、”忘れて”いたのね」
  
  彼女は彼から手を解いて、飛び退り、離れた。
 
 「さぁ、もう充分よ、騎士殿。
  その言葉だけで充分、私は満たされた。私を取り込んで?
 
  それで貴方は、また元の“大十字九朔”に戻れる。
  デモンベインも……貴方のもとに、戻るのよ」
 
 「デモンベインは三位一体。我一人きりでは駄目だ」
 
  彼女は笑った。
 
 「大丈夫よ。貴方にとって本当に相応しい片割れは、きっと、すぐに見付かるわ。
  お父様にとっての、お母様のような人が」
 「九朔」
 
  彼が手を伸ばす。
 
 「来ないで。……私に、近づかないで」
 
  彼女は顔をうつむかせ、凍えた様にその身を己で抱きしめた。
 
531 名前:九朔×九朔[sage] 投稿日:2006/05/31(水) 16:17:22 id:QGE0fWw9
 「駄目よ、九朔。自分を求めないで。
  貴方は、私を拒んで。でないと……私、きっと我慢出来なくなる」
 
  九朔は九朔へと駆け寄る。震える九朔を、抱き締めた。
 
 「何も耐えるな。我を喰らうなら、喰らえばいい」
 「……どうなっても、知らないから」
 
  全く同じ造形をした唇が、互いに重なり合った。
  九朔が九朔の歯をこじ開け、舌で九朔の舌を絡め取る。
  九朔は九朔を貪り、九朔の呼吸は苦しげなものに変わっていった。
  九朔は一旦九朔を開放すると、今度はその首筋に吸い付いた。
  九朔の肩が震え、膝を折りそうになるが、九朔が肩を強く掴んで許さない。
 
  九朔は喘ぎを上げながら言った。「コレで本当にいいのか」と。
 
 「この交わりは、世界を壊すかもしれない……」
 
  九朔は言った。「コレで全く構わない」と。
 
 「この交わりが、世界を壊すと言うのなら……」
 「世界など、壊れてしまえばいい?」
 
  彼女が妖しく微笑する。彼は首を振り、彼女をベッドに押し倒した。
 
 「ならば、我等は剣をとろう。世界を守護する盾となろう。何者からも……
  “我等からすら”、守ってみせよう」
 
  九朔は卵の殻を剥くように、ゆっくりと、九朔の服を剥ぎ取った。
 
  そのとき、二人の九朔から、真っ赤な血が吹き上がった。
  それらは無数の蛇のようになり、のたうち、鎌首をもたげ、交じり合い、溶け合い、
  やがて壁のようになって二人を包み、隠していく。
  血の繭ができあがり、その中から、切なる願いの様な声が、嘆き祈る様な叫びが、響いてきた。
  その声は、重なり合いすぎていて、まるで、一人きりのようだった。
 
 -------------------------
 
 エロくなくてスマソ。
 もっとギシアン言わせたかったんだが、無理だった。
 
534 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/01(木) 01:33:07 id:ixytFNf/
 近親相姦は、旧神聖約第■■条における英雄神話のための免責事項に該当しています。
 神様は古今東西近親相姦どんとこいだしなぁ……
 
535 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/01(木) 15:47:15 id:XzuFrzaG
 我が国の国土なんてお兄ちゃんと妹から始まってるぞw
 
536 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/01(木) 21:01:44 ID:O/Ix/B3g
 それだったら,アダムとイブなんてどうすんだ?
 
 イブはアダムの肋骨から作られた存在,言うなれば「雌型クローン」だし
 
537 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/01(木) 21:20:24 id:K7d3C0SE
 >>528
 紅朔と書くと区別ついていいな
 ちょっと無理矢理だがクザクとも読めるし
 
538 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/01(木) 21:23:16 ID:0BI0PMRL
 もうシャアザクでいいよ
 
539 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/02(金) 00:49:54 id:ovZM5t97
 >>583
 では、騎士の方は九朔(きゅうざく)と呼んでみてはどうか?
 ほら、古い方だしw
 
540 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/02(金) 00:54:48 id:SwhCgxIo
 >>528便乗
 
 ??「ちょっとまったぁぁぁっ!」
 九朔「援軍かっ!?」
 紅朔「あら、お父様」
 九郎「パーパは、お前をそんなふしだらな娘に育てた覚えはありませんっ!」
 九朔「お、親父ぃぃぃっ!(泣)」
 紅朔「余裕っす♪」
 九郎「あ、そう? んじゃ馬鹿息子はしばらくそーしてろ」
 九朔「何ィ!?」
 エセ「見捨てられたわね・・・・・・プッ」
 九郎「さて、我が可愛い娘よ・・・・・・
    えっちなこにはおしおきがひつようだとおもいます!」
 紅朔「・・・・・・お父様のおしおき・・・・・・どんなプレイが・・・・・・?」
 九郎「我が愛しき娘よ・・・・・・四つんばいになって尻をこっちに向けろっ!」
 紅朔「はい、お父様!」
 九朔「まて、貴様何する気だ!?」
 九郎「ふしだらな娘にパーパの愛のムチ・・・・・・そう、おしりぺんぺんだッ!」
 紅朔「お父様・・・・・・優しくしてください、激しくしてください!」
 
 続く
 
541 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/02(金) 00:57:52 id:SwhCgxIo
 ぺちーん
  紅朔「んんっ」
 ぺちーん
  紅朔「やんっ」
 すりすりすり
  紅朔「ああ・・・・・おとうさまぁ・・・・・・」
 
  エセ「・・・・・意外とヌルイわね。
     アルアジフが主人を娘に寝取られるのを期待していたのだけれど」
  九朔「見てないでさっさと開放しろ!
     ええい、ペルデュラボーはまだ寝てるのか!?」
 
  九郎「おや、おぱんつがぐしょぐしょに・・・・・・
     パーパが脱ぎ脱ぎさせてあげましょう」
  紅朔「お、お父様っ・・・・・・早く、はやくうぅっ!」
  九郎「ぬう、いかん。我が娘のせくしーなヒップが割れているではないか」
  九朔「元からだ馬鹿!」
  九郎「おーいエセルドレーダ、馬鹿息子に目隠ししといて」
  エセ「条例により子供にはお見せできません。
     音声と匂いでお楽しみください・・・・・・クスクス」
  九朔「や、やめろーっ!」
  九郎「お仕置きはここからだ!行けぃ16連射ぁっ!!」
  エセ「あ、あれは・・・・・まさか伝説の!?」
  紅朔「ああっお父様そこはそこはそんなにぃぁひいっ!」
  九郎「さあ我が娘よ、
     今こそギャルゲー板デモンベインネタバレ妄想考察スレ2の
     >>58のリクエストに答えるとき!」
 
  紅朔「おトイレに…おトイレに行かせてください……!!」
 
  九郎「蜂蜜酒の大盤振る舞いだーっ!」
  紅朔「んはあぁぁっっ!」
 
 ここで終わっとく。親子で一線は超えないほうが良さそうなふいんき
 
542 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/02(金) 01:00:41 id:SwhCgxIo
 おまけ
 
 ペル「エセルドレーダ、ここにいたか!」
 エセ「イエス、マスター。おはようございます」
 九朔「もう昼過ぎだがやっと目覚めたか!すまない、この拘束術式の解除を」
 ペル「すまない九朔、いまそれどころじゃないんだ。来てくれエセルドレーダ!」
 エセ「イエス、マスター。どこまでも」
 九朔「・・・なにか重大事件があったのか?」
 ペル「夢を見たんだ」
 九朔「夢?」
 ペル「ああ、今日の3レース目、2−4が来ると!」
 九朔「また競馬か!?」
 ペル「その通り、今日こそ今までの負け分をまとめて取り返して来る!」
 九朔「・・・どうせまた負けるのがオチだと思うぞ?君は当てたためしが無いだろう」
 ペル「今まではたまたま調子が悪かっただけだよ九朔。
    前世では競馬で稼いだ金で秘密結社を運営できたんだよ?」
 エセ「イエス、マスター。・・・・・・結局私は古本屋に売られましたが」
 九朔「駄目だろうそれは!だいたい前世って何の話だ」
 ペル「うわっもう時間が無い、急ぐぞエセルドレーダ!」
 九朔「まて、術を解いて行けおいっ!?」
 エセ「そうそう九朔、向こうでは止めに入ったアルアジフが
    カウンターで親娘に攻められてるわ。・・・・・・残念ね見れなくて」
 九朔「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?」
 ペル「エセルドレーダ早く!」
 エセ「イエス、マスター。・・・・・・ごきげんよう九朔」
 
 ほんとうにおしまい
 
550 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/02(金) 13:22:02 ID:sg/8hg7B
 そういえばペルデュラポーってあのぐりぐりメガネのせいか
 
 「やあ九朔! 君にもパートナーができたし
  新しい術式をDトゥーソードに組み込んで置いたよ! 無論性的な意味で」
 
 こんなイメージが。
 
551 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/02(金) 20:40:51 ID:8o5oBIbE
 それをみると九朔とベルは九郎と西博士っぽいな。
 違うところは西博士は本気で九郎にかかっていくが、
 ベルは九朔で遊ぼうとするところか。
 
552 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/02(金) 21:13:13 id:auOiNqW7
 パイロットとメカニックのコンビってのはある意味王道だよな
 
554 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/02(金) 22:30:05 id:lMrhCrqt
 ちなみにベルじゃなく、
 
 ペ ル ですぜ。ペルデュラボー
 
 微妙に間違いやすいよね。
 
555 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/03(土) 00:22:53 ID:PO+U30rN
 どうでもいいが口に出して発音するとマヌケだよなペルデュラポー。
 特にデュラポー部分が
 
556 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/03(土) 02:43:02 id:IP6EHDt9
 ポーじゃなくてボーだけどな。
 
558 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/03(土) 09:46:18 id:Id1XuypB
 本編に出てきたら、「誰も正しく名前を呼んでくれない」
 ゲッベルスねたをやりそうだな。
 
579 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/06(火) 23:23:41 ID:5bO+JGtr
 甘い、蕩ける、血の匂い。
 苦く、凍える、罪の匂い。
 
 空は暗く、窓の外は闇に覆われていた。
 
 押し殺したような息遣いが、耳元をくすぐった。
 吐息は甘く、熱い。
 その熱に引きずられるようにして、九朔の身体も熱に浮かされていく。
 
 「――――ぁ、はぁ……」
 
 甘い、甘い喘ぎ声が、耳朶に響く。
 その度に鈍い快感が、神経を炙っていく。
 
 「―――っ」
 
 不意に九朔の頬が撫でられる。
 細く、柔らかく、そして何より熱い指。
 
 「……ん、く、ふぅ」
 
 上ずった、興奮で蕩けた声。
 カラダを融かす、ココロを侵す。
 甘い血と、罪に蕩けていく。
 
 「ふぁ、ぁぁぁぁぁぁぁ―――」
 
 くぐもった声をあげながら、少女は果てた。
 
 少女が去り、窓からは月が覗いている。
 二人の罪は、夜だけが識っている。
 
584 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/06/07(水) 22:59:10 id:bNN78Dqm
 「……貴様、これは何のつもりだ」
 
 怒りに満ちた声が、暗い部屋の中に響いた。
 薄い月明かりに照らされたその姿は、大十字九朔に他ならない。
 但し、両手は後ろ手に拘束され、柱に縛り付けられている姿ではあるが。
 
 「そんなに怒らないで九朔、何も怖いことをしようってわけじゃないんだから」
 
  妖しく微笑う少女の名は紅朔。正真正銘、騎士・九朔のパートナーである。
 
 「だから何のつもりかと訊いている。否、理由より先ずこの拘束を解け」
 
 「うふふ。い、や」
 
 「―――紅朔っ……ん、んーっ……な、何を……ちゅ、くちゅ……うぁ」
 
 非難の声は、紅い唇に奪われた。
 口内を蹂躙する舌、流し込まれる唾液。
 酩酊する。熱い、熱い、躯が熱い。
 
 「んちゅ……くちゅ……んぁ、はぁ…ぁぁぁぁ」
 
 紅朔も、身を焦がす熱を持て余しているようだった。
 頬は上気し、瞳は潤み、吐息は熱く、甘い。
 
 「ん……ちゅぱ」
 
 唇がゆっくりと離れる。
 銀の糸が、二人の間を名残惜しげに繋ぐ。
 
 「……お気に召したかしら?」
 
 妖艶と問い掛ける少女に、九朔は答える事が出来なかった。
 
 ―――――――――――――――――――――――
 
 先生、ディープキスは凄く萌えると思います。
 
586 名前:名無しさん@ピンキー[GJ! sage] 投稿日:2006/06/08(木) 07:23:47 ID:3PbNqAxZ
 >先生、ディープキスは凄く萌えると思います。
 優秀な生徒を持って先生は幸せです。これからも精進なさい。
 
605 名前:突発SS(1/4)[sage] 投稿日:2006/06/10(土) 23:03:53 ID:q/6ntxd5
 「不覚、このような下劣な怪異に遅れをとるとは!」
 
 クザクの四肢にヘドロの塊のような触腕が絡みつき、彼を中空で拘束していた。
 フロアの床には沼地のように淀んだ溜りが広がっており、
 彼を縛る触腕はそこから伸びている。
 
 打ち捨てられ建材が剥き出しのままの廃ビルには、今夜、彼らしかいない。
 クザクは、アーカムシティを守る騎士の誓いに従い、
 怪異をここまで追い詰めたのだが、それは罠だった。
 まんまと怪異に捕縛され、羞恥と憤怒に血を滾らせている。
 
 「これで我を仕留めたなどと思わぬことだ。今すぐ、焼き滅ぼしてくれる」
 
 怒りのままに叫び、クザクが魔術を行使しようとしたそのとき、
 彼の眼下にある沼の一部が隆起した。
 それは風船のように膨らみ、いかがわしく蠢きながら形を整えていく。
 それがヒトガタを模しているのだと気付いたときには、
 外面の質感や色合いまでもが人の肌そっくりになっていた。
 頭部からは長く髪が伸び、やや長身ながらも、
 胸の肉と腰のくびれや股間の様子から、女性と分かった。
 
 「卑猥な……!」
 
 クザクは短く吐き捨てる。彼の胸中にはおぞましさしか沸かない。
 なるほど、造形は確かに美しいが、
 その呪われた誕生の一部始終を見せ付けられたのだから、
 間違っても劣情催すものではなかった。
 しかし、おぞましき女性像がクザクを見上げ彼に微笑を投げ掛けたとき、
 クザクの背筋に戦慄が走った。
 その顔つきが、彼の見知ったものだったからだ。
 彼女は羽のような身軽さで触腕のひとつに飛びつき、彼に寄り添った。
 
 「クザク君……」
 
 吐息がこぼれ、ささやきが、クザクの耳穴をくすぐる。
 それは聞き慣れた声であり、だがその人物が決して彼には言わない、艶めいた声だった。
 
 「ア、アリスン姉……っ」
 
 クザクは呆然とうめく。魔力の源泉たる血の滾りは、急速にしぼんでいった。
 身近に血縁者がいないクザクにとって、
 アリスンは何かと世話を焼いてくれる優しい人々の一人だった。
 総帥が母なら彼女はまさに姉のような存在であり、
 クザクは常から彼女に崇敬の念を抱いていた。
 我がツルギに懸けて守ると、幼き日より誓ってもいた。
 
 ただ年月を経て、憧れ見上げ寄り添うだけの存在だった彼女は、
 クザクにとって、獣じみた欲望をぶつける対象ともなっていた。
 無論、妄想の中だけの話である。
 自慰に及んだ後の彼は、決まってひどい罪悪感にさいなまれた。
 今、囁かれた声は、彼が妄想の中で思い描いたものと同じ声だった。
 クザクは気づく。こいつは、我の妄念を読んでいる。我が心の隙を突くために。
 
606 名前:突発SS(2/4)[sage] 投稿日:2006/06/10(土) 23:04:52 ID:q/6ntxd5
 「いいよ……クザク君になら……何をされても……」
 
 嬉しそうに楽しそうに、彼女は囁く。
 クザクが抱いた、女性性が顕著に表されたアリスンが、そこにいる。
 
 「よ、よせ……」
 
 クザクは呻き、眼をそらした。見えない光が瞬いた。
 目を閉ざしてもなお眼球を焼き、何より胸の内を焼く。
 考えるまでもない。それはこの怪異がクザクに憑き、殺そうとしている魔的な侵入だ。
 
 (いかん……)
 
 クザクの意識は、風に巻かれた枯葉のように乱れた。
 これが見知らずの女性であったなら、跳ね除けることは容易かったろう。
 だがこの彼女は、己の憧憬であり、罪悪の証である。
 振り払おうにも、払えない、払ってはいけない存在なのだ。
 そのとき、ヒビの入った窓を破って、何かがクザクたちの居るフロアに入ってきた。
 それは、薄暗い部屋の中で、輝かんばかりに紅い、幼子のような姿であった。
 
 「クザク……」
 
 彼はその身を認め、己の名を呼んだ。
 そこにいたのは紛れもない、己の半身たる少女だったからである。
 
 「クザク! 無事!? いつまでも出てこないのだから! いったい何をして――」
 
 紅いクザクは、焦るような声で言いながら、
 捕らわれのクザクを見つけると、驚愕に顔を歪めた。
 
 「……何をしているのかしら?」
 
 案じる様な響きは消え、ただただ冷えた言葉が放たれる。
 
 「ック……ご、誤解をしているようなら、言っておくが、我は」
 「何をしているのかしら……」
 
 彼女はクザクの話を聞かず、繰り返した。
 恐ろしいほどに強大な魔力が、彼女の身の内より赤い霧となって立ち上る。
 
 「私の、クザクに、何をしているの……かって……聞いてるの」
 
 彼女は、クザクではなく虚像のアリスンに話しかけていた。
 アリスンは、しかし、挑発するかのようにクザクに身を絡め、
 彼の胸板に豊かな胸肉を押し付けると、
 
 「……私の、クザク?」
 
 彼女に向け、微笑した。
 
607 名前:突発SS(3/4)[sage] 投稿日:2006/06/10(土) 23:05:52 ID:q/6ntxd5
 「くったばれぇー!」
 「待っ……!?」
 
 クザクは身の危険を感じ、咄嗟にもう一人の己を制止する。
 が、気づいたときには爆発の中、宙を舞っていた。
 ぼてんと、受身も取れずに剥き出しのコンクリートに落ち、仰向けになって倒れた。
 魔術による火焔はクザクの捕われた下、魔の沼地から巻き起こり、
 多少なりとも焼き滅ぼしたようだが、
 怪異はクザクを縛る腕から伝ってアリスンの姿に潜り込み彼女とひとつとなって、
 その姿のまま窓辺からビルの外へと飛び出していた。
 紅いクザクが悔しそうに叫ぶ。
 
 「むっきー! 逃げた! あいつ、逃げたわ! 追うわよ、クザク! 
  って、貴方ったら何故ヒキガエルの物まねなんかしているの!?」
 「……お前。助太刀するなら、するで、もっと考えて……行動をだな……」
 
 精神的にダメージを受けていたところを、肉体的なダメージが追い討ちになって、
 クザクは起き上がれずに覇気なく言った。
 
 「何よ。それが、助けられた相手に言うセリフ?
  おまけに、あんな“はしたない”ことしてて……!
  アレ、お姉様だったようだけど、どういうことかしら?」
 「……言っておくが、あの人……いや、アレはだな……怪異が化けていたモノだぞ」
 
 クザクはのろのろと立ち上がって言った。
 
 「ええ、わかってますとも!
  アリスンお姉様は、あのような“ふしだらな”ことをなさる方ではないですから。
  ええ、どっかの愚かな王子様が、“ふしだらな”ことを考えたのでなければね?
  ……フンだ、やっぱり、まだまだ未練たっぷりだったんじゃない」
 
 彼女は腕組みをし、苛立たしげにうめいた。
 こつこつと片足でコンクリートを叩き、そっぽを向く。
 
 「やはり、誤解しているではないか……」
 
 クザクは吐息を交えて、言った。
 不貞腐れる半身を伺うと、彼女は目に涙すら浮かべている。
 クザクが、見知った女性に迫られている姿は、
 一瞬の出来事ながら彼女を深く傷つけたらしい。
 むしろ見知っていたからこそ、
 色々と考えすぎて余計な衝撃を覚えたのではないだろうか。
 
 クザクは足早に彼女に近づくと、唐突と言える仕草で彼女の頬を掴んで、
 その唇を奪った。
 
608 名前:突発SS(4/4)[sage] 投稿日:2006/06/10(土) 23:06:41 ID:q/6ntxd5
 「んむっ?」
 
 疑問符のような声を漏らす彼女に、彼はいつものように遠慮なく唇を舐めしゃぶる。
 
 「む!? むむむむ! ――ン……ックン……ッ! ……ツあっ……」
 
 彼女の強張った体が弛緩した頃合を見計らって、解放した。
 
 「あ……」
 
 すっかり蕩けた顔で、彼女は呆けたようにつぶやいた。
 口の端からよだれを垂らしている。
 クザクは胸のポケットからハンカチを取り出し、
 蕾のように小さい口元を出来るだけ丁寧に拭ってやった。
 
 じきに彼女は正気を取り戻し、はっと身を固めた。
 
 「ちょ、ちょぉっと!? 貴方、お手軽に済ましずぎなんじゃない!?
  こんなことで、私が納得するとでも?」
 「納得せぬなら、続きは帰ってからだ」
 「つ、続きって……」
 
 彼女の頬がその瞳と同じように、朱に染まる。
 
 「が、ヤツを仕留めねば、続きも何もあるまい?
  急ぐに、越したことはないと思うのだがな?」
 
 クザクはハンカチを締まってから、素知らぬ調子で言った。
 そして、少し意地悪く笑って、右手を彼女に向かって差し出した。
 
 「っくぅぅぅぅ〜〜! ――っもう!」
 
 悔しげに吐き捨てると、彼女は彼の手を取った。
 繋ぎあった手を中心に、紅い印が浮かび上がる。
 血のサインから彼女の身が解かれ、血流へと変化した。
 輪郭を無くし血となった彼女は、螺旋を描いて巡り、クザクを包む。
 鎧となり、翼となり、クザクとひとつとなる。
 やがてクザクの身は真紅に染め上げられ、髪はもちろん瞳までもが赤くなり、
 ただ右の瞳だけにエメラルドの輝きを残した。
 
 マギウス・スタイルとなったクザクは、
 極大する魔力と変身直後特有の高揚に不敵な笑みを浮かべた。
 
 「我が翼を得たり……今こそ我とひとつに!
  怪異め、疾く往くぞ。首を洗い、待っているがいい!」
 
 猛り叫ぶクザクを尻目に、彼の肩に小鳥のように二頭身のクザクが留まった。
 
 「……今度は、私って言うお目付け役もいるからね」
 
 彼女は彼を睨みながら、ぼんやりした声で言った。
 彼は首をかしげ、横目で彼女を見ながら、
 
 「口付けの催促なら、後にしろ」
 「なんでそうなるのよ!? ヘンタイ! 助平! 親の顔が見たいわ!」
 
 小さなクザクが、彼の耳たぶを掴んで引っ張る。
 
 「ははは! それは大変いい冗句だ!」
 
 クザクは大いに笑うと、窓辺に駆け寄った。
 轟く蒸気音と、天上の星のように吼えあがる光とが織り成す、
 アーカムの夜がそこかしこに在る。
 
 「いざ――推して参る!」
 
 赤き血の翼が広がり、一度のはばたきで、クザクは夜の彼方へと飛び去った。
 後には真紅の頁が数枚、ゆるゆるとはためいて残り、やがて血しぶきとなって消えた。
 
 
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