過去に詠んだ誌を……

書くことも無いので、昔書いた詩を並びたててみようと思う。
出来は悪いが、捨てるに捨てられずHDDに残っていたのでこれを機会に晒してみたかっただけである。むしゃくしゃしてやった、今は反省しているかもしれない。

孤独

先の見えない闇 独り歩いていく
終わる事無い闘い 独り立ち向かう

夜明け前の淡い光 その身に浴びていても
心の中は何時でも 真夜中のままさ

目の前の高い壁に向かい 誰も見ることの無い溜息をつく
それはそれで構わないさ それが俺の生き方だから

それしか、できないから


昨日今日明日 時は流れていく
春夏秋冬 季節は移り変わっていく

だけど俺は変わらず 独り煙草、吹かしてる
心の中は何時でも 季節など無いさ

誰もいない荒野へと向かい 独りがむしゃらに走り続けている
それはそれで構わないさ それが俺の生き方だから

それを、選んだのだから


目の前の高い壁に向かい 誰も見ることの無い溜息をつく
それはそれで構わないさ それが俺の生き方だから

それしか、できないから

2661/08/14


夢

目を覚ませば消えてしまう 欠片さえも残さずに
目を閉じても浮かんでこない 一晩だけの幻想

それがそれだと判らないから 夢は夢でありつづける
それがそれだとわかった時には 夢は夢で無くなっている

叶わない現実から逃げる訳じゃ無いけど 見えない未来も怖くは無いけど
せめて夢の中だけはどうか 『夢』を見させてくれよ

夜が明けるまでの 理想郷を

2661/08/14


黄昏

赫く燃える地平線 沈みゆく太陽
明日の欠片さえも そこには見つけられず

それでも諦められずに 明日を探して
気がつけば周りは 何も無い闇の中

意味も無く年月は過ぎ 何も感じられなくなって

それでも何か大切なモノを捜し求める

冷めた情熱の残り火が 燻り心を黒く焦がしつづける
夢さえ染めていく 赫い月の狂える詩
贖罪の恐怖に苛まれる 哀れな咎人よ

2661/08/17


月蝕

蝕まれていく 狂気の光に
削られていく 在りし日の影に

時間は流れる 過去を捨て去り
時間は過ぎ行き 独り 取り残されて

赫い月が頭上に輝く 真紅に染まった眼差しが

映せ 虚ろな瞳の中に
怒り 憎しみ 絶望さえも
壊せ その両の腕で
過去も 現在(いま)も 未来さえも

行く手には荒野が広がる……

In to despair!!

2661/08/21


生贄

捧げられる 恐怖と狂信
滴り落ちる 濁った血潮

身体を走り抜ける 快感の波動
心に影を落とす 絶望の旋律

銀色に光る断罪の煌きが 殺意の残像を虚(くう)に描いて
唐突に溢れ出す贖罪の葡萄酒(ワイン) 呪われた聖杯に注ぎ込む

喰らえ 汚れた魂さえも
穢せ 純潔の処女を
壊せ 虚構の世界全てを
殺せ 自分自身こそを

贄は静かに笑う……

2661/08/23


喪失

少年は待っていた 遥かなる日々の約束を
少年は知らなかった 約束した相手の死を

少年は信じていた 待ち人が約束を守る事を
少年は裏切られた 現実と言う名の殺人者に

失った者は既に戻らず 残された者だけが傷口を腐らせる
堕ちて逝く心の奥底で 微かな声だけが助けを叫び

消えていく最後の理性 絶え間無く漏れ出る慟哭
壊れていく脆い精神 流れ出る鉄錆色の液体

世界は赫色に染まる 時間は灰色に変わる
ただ少年一人をここに残して……

2661/08/28


未知

朧げな風景が脳裏に浮かぶ
霞む景色のその先には何が待つ?
消え行く願望は何も映さない
それなら夢だけでも観させてくれ

傷ついた 心抱えても
誰も振り向かない 振り向いて欲しい

顔さえ判らない貴方を 今も一途に待ち続けているよ
夢の中だけでは我慢できない 一度でいい、夢を見せて

欲望も 希望も 愛さえも 全ては幻

もしも今 貴方に出会えたなら
何を伝えればいい? 言葉は中に舞う

どれだけ祈りを捧げても 叶わぬ夢だと諦めず
無意味な事でも繰り返す 何時の日か届け、願いよ

2661/09/08


荒野

消えない傷が疼く夜に 果て無き道を歩く旅人(ひと)よ
孤独な心 霞む体
星振る丘に 涙を零して

凍てつく寒さに 命の灯火消えても

WANDERING THE WORLD 風に身を任せて
当ても無く 歩き続けるだろう
WANDERING THE WORLD 道が途切れるまで
果て無き世界の 先へ歩け

旭日が照らす赤き大地 夕闇が隠す旅人(ひと)の未来
疲れた体 傷ついた心
約束の地へと 辿り着いたなら

両の瞳に 刻み込んで、また旅立つ

WANDERNG THE WORLD 風に身を任せて
当ても無く 歩き続けるだろう
WANDERING THE WORLD 道が途切れるまで
果て無き世界の 先へ歩け

(間奏の後、↑繰り返し)

2661/10/03


……えっと、2661年と言うのは皇紀で書いてるからで西暦に直したら2001年と言う事になる……確か、俺が大学受験したのって西暦2001年度だよなぁ……何やってたんだ当時の俺orz
でも、今も大して変わって無い悪寒。実際『昔の俺って凄ぇDQN、ギガワロスwwwwwwww』と嘲笑している俺の横で『今となってはこんな文章書けない……昔の俺、クオリティタカスwwwwwwww』と爆笑している俺が居たりする……アレ?何か違う。


まぁ『認めたくないものだな…。自分自信の…若さ故の過ちというものを…。』という事だろう、多分恐らく。