それじゃ、今俺が誌を詠むなら

タイトル通り。
昨日俺が過去に詠んだ詩を意味無く晒す際、無性に創作意欲を刺激されてしまったので、酔っ払い(と言っても日本酒一合半……酔うわけ無いし)ながら適当に詩を詠んでみた。適当に読んで貰えると嬉しかったり。

街の灯りを背に受けて、独り家路を急ぐ。
手には安酒抱えて、胸に寂しさ抱えて。
『こんなはずじゃなかった』、呟きは闇に溶ける。
やり切れない悲しさと、どうしようも無い虚しさと。

歩んできたこの道は、栄光なんて掴めなかった。
積み重ねたのは、無闇に気高い理想だけ。
この先続くこの道は、輝きなんて無いのだろう。
待ち受けてるのは、辛く儚い現実だけ。

そうは言っても、割り切れないのが人生。

だから、歩き続ける。道が続く限り足を動かす。
この先何が待っていようと、多分何とかなる。
何の根拠も無いけれど、今までそれでやってきた。
だから、歩き続ける。道が果てるまで足を止めない。
いつか終わるかもしれないけれど、それまで何とかなる。
何の根拠も無いけれど、心配してもどうしようも無い。

人生は糾える縄の如く、幸運不運は時の運。
なるようになるさ、悩み悔やみは意味が無い。

だから、歩く。時には走って、疲れたら休む。

……多分、確実に四年分年老いた気分がする。何と言うか『若さ故の意味無い感傷分』が確実に減少傾向を辿っている様な気が……はぁ、やっぱりオサーンなんだよな、俺も。