バンゲリングベイ

 ファミコン版R/Cヘリコプターシミュレーター、尤もこれは今だからこそ言える意見なのかもしれない。何故なら今から十数年前の俺は間違い無く『これは面白くない!』と思っていたからだ。と言うか、今でも『俺にとっては面白いものではない』と思っていたりする。
 グラフィックやサウンドは発売当時(1985年)を考えれば及第点、システムも若干練りこみが足りないような気がしなくも無いが画期的なモノを含んでいると思う。シナリオは……まぁ、当時のシューティングで(ゲーム本編内で)シナリオ的な要素までをカバーしていた作品は希少なものであり、この部分にまで評価を行うのは少々厳しいかもしれないとか思ってみたり。精々思いつくのが翌年(1986年)発売のスーパースターフォースぐらいしか無いし。
 因みにこの作品を製作したのは後に有名となるシムシティの製作者、ウィル・ライト氏だったりするのは結構知られている話なのだろうか。何でも、マップチップを作成・配置しているときにシムシティのネタを思いついたらしい。何が大ヒット作品を生み出すか判らないのは今も昔も変わらないようだ。


 とりあえず、この作品についての思い出は『ハドソン!』だろう。と言うか対戦プレイで2Pがやることはそれぐらいしかないしな。まぁ、高射砲も動かせたらしいのだがとりあえずマイクにハドソンハドソン連呼していた覚えしかない。まぁ、滅多に対戦などしなかったが。