今日のおすすめ『SQUARE-ENIX「Final Fantasy 7 ADVENT CHILDREN」』




 脱帽した。SQUARE-ENIXの底力を見せ付けられた思いだ。
 もし、この作品を作り出すための布石だったと言うのならば、悪名高き彼の「Final Fantasy The Spirits Within」「Final Fantasy 10-2」すら認めたくなる。あの失敗冒険作があったからこそ、この作品が生まれたと言うのであれば、だが。
 以前より『FFはムービーと強制イベント=Aボタン連打の合間に操作部が存在する』と言われているが、実際その通りでムービーだけのこの作品を見ても、正直な話だがあまり違和感が無い。多分、戦闘シーンにステータスとコマンドを表示するだけでそのままゲーム画面になるのでは無いだろうか……逆から言えば、あくまで映画ではなくゲームのムービーシーンを延ばしただけで、映画と呼ぶには欠ける部分も多々有るということになるが。尤も、だからと言って切り捨てるには有り余る要素―燃え―を持った作品であることは間違い無いと断言出来る。
 ただ、惜しむらくはこの作品をゲームとして発売しなかったことだろうか。正直、10-2よりもこちらをゲームとして欲しかった。それから関係無いが、PSPをとっとと見捨てて欲しい。
 おすすめ、FF7をやった事があるならば絶対に買うべし。やったことが無いならFF7と合わせて買うべし。