思い出の作品達 五十五回 「アルバートオデッセイ」

アルバートオデッセイ

アルバートオデッセイ

 
 
 結局ノイマンが世界を救うお話。(違う)
 
 シミュレーションRPGとしてシステムは標準、シナリオは王道ながら最後の最後にどんでん返し、音楽や画像は水準以上だが演出が上手い。
 慣れないと少々手詰まりに陥る事が無い訳ではないし、操作性や体感においてかったるい印象を受ける点が無くも無い。中盤〜終盤にかけての展開が今一つ中弛みしている気がしたり、ラストバトルがヤケクソだったりとバランス面でも文句をつけたくなる点が多い。されども、戦闘場面における爽快感や作中における幾つかの脚本・演出などにおいて目を見張るものがある。
 SRPG初心者には辛い難易度ではあるが、この手の作品になれているプレイヤーならば相性次第では楽しめる作品だと思う。俺は楽しかった。
 
 あぁ、それから続編の事は忘れたほうが良いのかも知れない。(ゲームバランスが……)