思い出の作品達 第百七十二回 「まじかる☆タルるートくん FANTASTIC WORLD」

まじかるタルるートくん

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 江川達也はちゃんと仕事が出来ていたこの頃を思い出すべきだと思うんだ、外見的な意味でも。
 まぁ、説教臭いのはデビュー当時から全くぶれていない訳だが。その辺りは、ある意味芯が一本通っているのかもしれない。だが、芯が一本通っていようと二本通っていようと漫画版「坂の上の雲」もとい「日露戦争物語」を日清戦争の途中で投げた事は絶対に許さない。一回酷い目に合えばいいんだあの髭親父。
 
 さて、そんな江川達也の若かりし頃のヒット作品「まじかるタルるートくん」、幾度かゲーム化されているが本作は尤も最初の作品となる。原作付きゲームとしてはありがちな、原作再現系のスタイルとなっている。範囲は原作の序盤から中盤にから抜粋された幾つかのエピソードを元としたアクションステージを攻略していき、各面の末尾にてそのエピソードの敵役と対戦する事になる、というこれまたよく有るデザインが採られている。ギミックも原作を反映した仕掛けが盛り込まれていたりと、まぁ在り来たりのアクションゲームである。地味に高難度だったりするのも有りがちだろうか。
 ……アレ、書いていて昔何でこんなのにハマっていたのか理解出来なくなって来た。いや、アクションゲームとしては中々に作り込まれた歯応えのある出来栄えだし、そもそも原作だって(中盤以降、特に終盤における)多少の(中二病的)説教臭さを覗けば良く出来た「ドラえもん」のオマージュだしな。中の人は最悪だが。
 
 あ〜、結論としては中の人は兎も角、原作や本作には罪は無いって事でOKかな。
 他にもFCの2(こっちはやった事無い)やSFC(遊び倒した)のもあるが、概ね悪い評判は無い模様なので同様にお勧め出来るだろう。
 アクションゲーム好きなら、見た目に騙されず一度お試しあれ。