今日のDVD 「CUE DREAM JAM-BOREE 2008 熱き魂~闘魂兄弟頂上決戦!命を賭けた友情」

CUE DREAM JAM-BOREE 2008 [DVD]

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 前回は総指揮に大泉洋を据え、ドラバラ鈴井の巣での大泉作品2本を無理矢理コラボレーションさせたドタバタ感動劇に仕上げるという妙技が光り、CDJ初心者にもオススメ出来る舞台に仕上がっていた、比較的マイルドな作品だったと言えるのだが、本作はうって変わって玄人好みの濃い作品へと変貌を遂げている。正直、どうでしょうを齧った程度のファンなら付いていけない事間違い無い。前回がセンター試験だったとするならば、今回のこれは言わば国立大学二次試験。それも旧帝大級の難易度を誇る敷居の高さを持っていると述べる事が出来るかもしれない。
 
 という事で、二年に一度のお祭り騒ぎを振り返るDVD。今年もしっかり購入していたりする。
 冒頭でも軽く触れたが、前回のCDJが再会をテーマに「山田家の人々」と「さよなら朝日荘」のシナリオを下敷きとした物語を主軸に据えられており、CDJを知らない人でもそれらを知っていれば楽しめるだろう方向性で仕上がっていたのに対して、今回のCDJは、まさにCDJと言うべきカオスな作品となっている。
 正直、初見の際は何か物足りないと醒めた感覚で視聴してしまい、『鈴井貴之の才能もそろそろ枯れてるんじゃねぇの?』とか思ってしまったのだが、副音声まで辿り着く頃には、『これはこれで面白いじゃねぇか!流石は社長DA☆ZE!』と相変わらずの賞賛をあの唇大きい人に投げ掛けてしまう有様。これだからOFFICE CUEのファンは馬鹿だと言われるんだろう。実際反論出来ねぇ。
 
 さて、今回の見所としては、正直副音声と述べたいところだろうか。正確には『本編を見て、メイキングを見て、副音声まで辿り着くだけのお馬鹿さんな資質』とか。さっきから何度も述べているし、副音声そのものでも触れられているのだが、本作はコアなファン向けの身内ウケ作品であり、生半可なファンだと『よく判らんが、微妙』な作品だったりする事間違い無い。いやまぁ、舞台本編のシナリオも一応70年代を過ごした鈴井貴之が脳裏に描く世界観を余すところ無く描いていると言えなくも無いんだが、ぶっちゃけラストのまとめまであの時代のそれを再現されてしまっても不完全燃焼ですよって話な訳だしさ。(しかしまぁ、よく考えると社長の作風って基本アレだよなぁ。決して大団円なHAPPY ENDにしねぇ辺り。)
 
 何か、愚痴と賞賛が入り乱れる良く判らない、我ながら相変わらずの駄文を撒き散らしてしまった気もするが、最後にもう一度だけ。
 生半可な気持ちで購入しない様に。買うならば、覚悟を決めて馬鹿になろう。