ハンニバル

今日、TSUTAYAで『ハンニバル』を借りてきました。丁度、原作が読み終わって観たくなりましたからね。
感想としては、やはり原作には敵わないと言うことでしょうか?
前作の『羊たちの沈黙』も、諸々の描写における細かさに置いてやはり原作の方が上手でしたし。彼の『バトルロワイアル』も、劇場版は原作とはかけ離れた代物だと言うことですし・・・まぁ、私は本の虫みたいなところがありますからそう思うだけかも知れませんが。
しかし、小説というモノは文字を媒体として表現することを前提で書かれていますから
それを映画化するに置いて、表現における食い違いや省略が起こり、原作に置いて意図していた効果が得られない場合が多々あります。
この『ハンニバル』においても、そういった映画化における取捨選択が過分に行われています。原作が前作『羊たちの沈黙』から脱却するような形を取っているのに対して、劇場版は前作を踏襲するような形を取っているように見受けられました。
故に、劇場版は単純に前作の続編的なモノにしか仕上がっていませんでした。殊、性的表現が大幅に切り捨てられたのがその主たる原因ですね。万人受けするように仕上がっていたと好意的に受け止めることもできますが、原作と比較すれば遙かに駄作だったと思います。
まぁ、一つのメディアで確立された作品を他メディアに移植する際に名作が生まれる確率というモノはその逆に比べて著しく少ないモノですが・・・


例えば・・・
『週間少年跳躍』のファミコンソフトとか(2はそこそこ遊べました・・・駄作ですがw)
『最後の幻想』の劇場版とか(そう言えば昔OVAも出したらしい)
『ときめき記念碑』の実写版とか(直訳すると変なタイトルだよなぁ、コレ)
Phantom of Inferno』のDVD VIDEO GAME版とか(もう少し操作性が良くて、対応ソフトの幅が有れば・・・)
『夜勤病棟』の実写版とk(o゜ロ゜)=●)'ν゜)・;'.


『夜勤病棟』、アニメ版は良いですね(謎)