BLUE SEED

昨日、カードの有効期限の更新の為にTSUTAYAへ行ってきたのだが偶然全巻揃っているのを見つけて発作的に借りてきた。二泊三日で全部見ようとする辺りに貧乏人根性とマニアの衝動性が同居している、我ながら相変わらず無謀だ。
さて、俺は高田祐三氏の漫画をこよなく愛し八割方以上を所有していたりする。その中にコミック版の「碧奇魂 BLUE SEED」があるのだが何やら話が中途半端で打ち切られたのか雑誌が廃刊になったのか終わってしまっている。購入した当時(と言っても高校生の頃)知り合いの間では『幻の三巻がある』などといったまことしやかな噂が流れ、それを信じて古本屋と言う古本屋を探し回った秘匿すべき過去があったりする。因みに全二巻である事は間違い無いはず。


しかしながら、原作コミックや4コマ漫画集でアニメ版の存在を知り『アニメ版があるなら、それを見ればこの先が判る筈。「宇宙戦艦ヤマト」もそうだったし』などと思ってTSUTAYAへ向かったのだが残念ながらVHS全盛の当時は棚の収容本数が少なく、それ故に当時偏見が強かったテレビアニメのレンタルは非常に限られており往年の名作か幼児向けのものしか取り扱っていなかった。だからといって購入に走れるほど資金が潤沢なわけは無い(今もだが)ので、仕方無く諦めた個人的に曰くつきの作品である。因みに、俺はブームに乗るのが嫌いな傾向があるので昔はよくそういった無念を積み重ねていたような気がする。例えば「新世紀エヴァンゲリオン」を見たのは2003年だったりする。一応ブームの時に見ようと思えば見れたはずなのだが『流行を追いかけるなんてダサいね、俺的に熱いのはNintendo64さ』などとわけのわからない論理を振りかざしていた記憶がある。今の俺から言わせれば五十歩百歩もいいところなのだが。


それで、そう言った過去の愚鈍さに対する怨念の篭ったこの作品だったりするのだが、個人的には面白い。今更10年越しに4コマ漫画の元ネタを知って納得していたり思い出し笑いとしていたりと鑑賞状況は非常に不審な人物であったりするが。


碧奇魂 BLUE SEED
第01巻 asin:488475705X 第02巻 asin:4812450047


BLUE SEED(DVD)
第01巻 asin:B00005F5T0 第05巻 asin:B00005F5T4
第02巻 asin:B00005F5T1 第06巻 asin:B00005F5T5
第03巻 asin:B00005F5T2 第07巻 asin:B00005F5T6
第04巻 asin:B00005F5T3