ふと思ったこと

 値段の割には結構あっさり終わってしまった「続・殺戮のジャンゴ ?地獄の賞金首? 皆殺しパック」。
 尤も、通常版の価格設定を鑑みるに、中規模作品と位置づけるのが妥当な評価か。なら納得。
 ……いやまぁ、市価はともかく公式設定価格を鑑みるに、長編を期待するべき値段だと思うけどさ。
 そこら辺は、色々と誤魔化して生きていくのが人間なのさ。実際、面白いかそうじゃないかと問われれば、面白い作品である事に違いは無いしさ。
 ……でも、本作を廉価版シリーズとして発売していれば、評価もまた変わったと思うだけに、少し惜しい気はする。好きなんだけどなぁ、俺。
 
 しかし、このボリュームでこの値段設定は今まで色々と価格帯の設定を分けて上手くやってきたNitro+にしては気になるところ。
 ……余程製作に金掛かる部分があったのか、それともデモベ関連やら、或いは月光やらで嵩んだ費用を回収に掛かったのかね。
 月光も力の入れように反して売り上げは然程良くなかったみたいだし、デモベは飛翔もアクションパートが開発期間の割には悲惨だったし、何よりアニメが黒歴史化してた訳だしなぁ……何気に、去年のNitro+って悲惨な状況だったんじゃなかろうか。Chiralの方は概ね評価が良いのとは対照的な按配だなぁ。
 
 そこで、ここは一つ小銭稼ぎを兼ねてNitro+奈良原一鉄の新作「殺戮幼稚園(仮)」を出すべきでは無いかと愚考するんだが。
 いや、マジで奈良原の新作が俺的にNitro+へ一番期待するところなんだがな。次点で虚淵、鋼屋、下倉と続く。
 或いは、本作のノリでもう一作作ってみるとか。システム周りや背景素材は揃ってるから投下資本は少なくて済みそうだし、虚淵の『これが売れれば、次回作の構想はある!』的な発言も気になる……アレはマカロニウエスタンでって事なのか、B級ハリウッド映画のノリでって事なのか、どっちなんだろうか……どっちでも俺的にはアリだがな。フェイスオフ・仮面ライダーブレードランナーその他・火の鳥 復活編・続 夕日のガンマンと来て、次は何を主なモチーフに持ってくるのか、興味が湧くところだろう。