思い出の作品達 第百二十七回 「ラグナキュール」

ARTDINK BEST CHOICE ラグナキュール / ラグナキュール

ARTDINK BEST CHOICE ラグナキュール
ARTDINK BEST CHOICE ラグナキュール
アートディンク 1997-10-02
売り上げランキング : 11056

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 対戦も出来るリアルタイム操作の戦闘シーンやそれぞれ様々な嗜好に対応した魅力的なヒロイン達が記憶に残る作品。
 ストーリーは……余り記憶に残っていない。確か、4つの国を旅して天下一武闘会みたいなのに参加して、何だかよく判らない古代の封印が何とやらって話だったような。んでもって、仲間にしたキャラクターに応じて微妙な分岐(発生する固有サブイベントと後半のボス敵)があったんだっけか?何周かプレイしたし、攻略本まで購入してクリア後ダンジョンに入り浸ってレアドロップを狙ったりした覚えがあるんだけどなぁ……後、LvUP時のステータス補正に拘って序盤駆け足中盤そこそこ終盤〜クリア後にしこたま意味も無くLv上げしたり、シナリオ中盤に必ず手に入る『銀翼の剣』やクリア後ダンジョンで手に入る各種無限強化可能な武器を兎に角鍛えまくってみたり。或いは、態々メモリーカードを二枚用意して弟と対戦を楽しんだり、その結果仲間に出来る隠しキャラクターに喜んだり……部分部分の思い出は結構残っていたりするんだが、如何せん本編ストーリーを欠片も覚えていない罠。
 
 シナリオとしては所謂王道展開な感じだった様な、中二病全開だった様な。
 やり込んだ割りに記憶に残っていないって事は、可も無く不可も無い良展開だった様に思う。確か、友人に広めようと紹介した覚えもあるし。
 後、初回クリア時は好感度システムに泣かされた様な。ちゃんと好感度の上がる選択肢を選んでいないと、ヒロインはPTから外れるんだっけか。ヒノカとティアとジャンヌ全員をPTに残せた時は微妙に達成感があった覚えが。オールヒロインズは中々に壮観だよなぁ。(この場合、主人公を格闘家にしておくとPTバランスが取れるんだよな。)
 システムは結構触っていて楽しい作りだった覚えがある。例えるなら「スターオーシャン セカンドストーリー」の変形というか劣化というか。いや、こっちの方が1年以上先行だけどな。ついでに言えば、SOと言うよりは……なんだろ、リアルタイムでWTなシステムだったんだが、上手く例えられん。
 その時々の攻撃回数によって使い勝手が分かれたり、投げが結構凶悪だったり、主人公を魔法使いにするのは外れっぽかったり。まぁ、最終的には剣士がイマイチ感漂っていた覚えがある。ヒノカやジャンヌが居る場合は(本編クリア前/クリア後でも死ぬほどやりこまない場合は)武器の取り合いになるし。逆に言えば、死ぬほどやり込んだ場合に単独の火力最強は剣士なんだがな。冥王剣さえ手に入れて、極限まで鍛えた場合の話だが……まぁそこまで行くと誤差範囲内のレベルだが。
 ……あぁ、システムと言えば、何故か初回版だとメモリーカードを15ブロック占有しやがる極悪システム(対戦推奨/メモリーカード販促の為の仕様?)が有名か。ベスト版では2ブロックまで減少している辺り、余程評判が悪かった事が伺える。
 グラフィックやサウンド関係については……やはりこれといって印象深い思い出は無かったり。
 PS初期の割には頑張っていた様な覚えがあるけれども、如何せんPS初期だし。
 
 全体的に良作だったと記憶しておりやり込んだ思い出があるにもかかわらず、記憶にはっきりと残っていない。
 ――――我が記憶ながら、本当に良作だったか何だか疑わしくなってきたな。と言うか正直、これを書いている最中に段々とやりたくなってきた悪寒。
 この間、投売りで買ってきたの積んだままだったし、そろそろ軽くプレイしてみようかな。そのつもりで攻略本も買ってきたし。
 
 因みに、続編である「ラグナキュール レジェンド」はテーマソング以外は良い所の無い駄作らしい。
 ……買っちゃってたよ。orz