思い出の作品達 第百七十回 「らんま1/2 爆烈乱闘編」

らんま1/2爆烈乱闘編

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 キャラゲー、即ち原作付きゲームというものは非常に当たり外れの大きなジャンルである。
 何故ならば『TVゲームとして面白いものを作る』という重要課題に加えて『原作を上手く再現/利用する』という命題が科せられているからであろう。
 しかしながら、売り上げとしてはゲームとしての面白さ以上に原作の人気に大きく左右されるジャンルであり、所謂『コレクターグッズ』として購入を試みる固定ファンが少なからず見込めることから、ゲームとしての出来を二の次とした駄作が量産されたり、或いは他作品のキャラクターをそのまま挿げ替えた様な手抜き作が量産されてきた悲劇的なジャンルである。
 尤も、例えば「デジタルでビルストーリー 女神転生」に始まるコアなRPGとして定評がある(というよりもあった?)メガテンシリーズであったり、名作FPSとして名高い「ゴールデンアイ007」というような、(特に前者の様に)原作を知らなくてもゲームは知っているといった代物があったりするのも事実である。
 
 さて、そんなピンキリ激しい原作付きゲームの中で本作は如何様な代物かといえば、少なくともSFC格闘ゲームの中でも上位の名作と呼んでも問題無いほどに高い完成度と原作の雰囲気やキャラクターゲームとしての需要を満たした中々に稀有な作品であるといっても差し支えないだろう。些か操作法や慣性に癖が強い部分はあるものの、簡単な操作で繰り出せる各種必殺技や短時間で勝負を決める事の出来るバランスは初心者にも優しく、基本的に今も昔も格闘ゲームは苦手なのは変わらないものの、本作に限って言えば随分と遊び倒した記憶が残っている。流石はメサイヤといったところだろうか。本作の前は余りにも荒削りすぎて遊びづらかった覚えがあるのだが。
 
 今から16年前の作品であり、最新の格闘ゲームに比べれば単純なシステムではあるものの、地味に遊べる名作である。
 というか、当時の格闘ゲームブームにすらまともについていけなかった俺には、現在の最新作はとてもじゃないけど遊べねぇ。
 例えて言うなら、昇竜拳コマンドが安定して出せない様なヘボプレイヤーでも楽しめる作品、とでも言えば伝わるだろうか。
 
 因みに、原作は前半分ぐらい読んでりゃ大丈夫だし、読んで無くても問題無い。