厨がツクールでやりがちな事(コビーのコーヒーブレイク)

 昔、DQやFFを作成するようなゲームデザイナーになりたいと思っていた若さ故の過ちたっぷりだった頃。恥ずかしい話ではあるが、丁度発売していたSFCの「RPGツクール2」を使って短編RPGを作ろうとした事があった。
 今となってはデータもソフトも残ってはいないが、僅かながらに残っている記憶から当時考えたゲームを上記の記事を参考にして照らし合わせてみようと思う。いや、小学生の妄想なので正直話にならないこと間違いないのだが。
 

  • 何か、無駄に鬱な展開
    • 当時考えていた筋を正確に思い出せないので定かでは無いが、鬱な展開では無かったと思う。俺が鬱展開に燃えるモノを見出すようになったのは思春期の終わり頃だし。
  • ヒロイン→「ファ」行「ラ」行/ライバル・悪役→「ヴ」
    • ヒロイン→フィーナは基本だと思っている、今でも。『ヴ』は主人公に使いそう。
  • ウザイくらい変身するラスボス(基本的にはHPが増えただけ)
    • 変身では無く、ラスボス→真のラスボス→裏世界のラスボスといった様に『バラモス→ゾーマ』的な展開を考えていたように記憶している。
  • 生き別れの兄弟が敵として出てくる
    • 寧ろ、主人公は天涯孤独で神なり悪魔なりの転生っぽい設定だったと思う。
  • 地球上には石油を遥かにしのぐ超エネルギー体が眠っている
    • 精神エネルギーとかな。
  • 全属性特盛装備
    • 『主人公は最強』主義なのでそんなのも作った覚えが。まぁ、本筋には出さずに最初の村とかにノーヒントで設置したりしただけだが。
  • 意地でも主人公は村の青年にしない
    • 『村の青年→実は○○だった』といった設定だった記憶が。
  • 無駄に広いマップを作る
    • そして途中から適当になる。
  • クラスにつかうのは勇者や戦士や僧侶などはなく、エスペランサーやらジェネラルやらダークエンジェルやらなど
    • あぁ、そんなのもあったね。
  • オープニングのモノローグでウェイトを多用する
    • 『だが……』とか『しかし……』で若干ウェイトかけてオープニングロゴ+派手なBGMは基本だと思うが。
  • 主人公はなんでも屋
    • う〜ん、FF7以降はそんな設定も増えたかもしれないが、当時は『冒険者』な設定が多かったと思う。
  • ラスボスが『単体連続攻撃100%クリティカル』『全体無属性大ダメージ』の2通りの攻撃しかなく、HPがクソ高い。味方はステ上昇系スキルでなんとか対応する。うたい文句は「戦闘は難易度高めで戦略性が高い」
    • 寧ろ、ステータス攻撃は基本だと思う。ただし主人公以外の仲間へ、だが。『仲間キャラへ一定確率でステータス異状or一撃死』といった攻撃を設定を幾つか作った覚えがあるので。多分、真女神転生Ⅱ辺りの影響だろうか。
  • 剣とか武器の名前はスラスラ浮かんでくるが(まぁパクリだけど)、防具とかでネタが切れ、あられもないネーミングの装備品が名を連ねる。
    • 確かに各種神話や伝説っぽいのを(小学生の知識範囲で)ネタ元に使うと、防具はおざなりになるよな。精々『素材+鎧or盾or兜』(例:『ミスリルの鎧』『オリハルコンの盾』『超合金の兜』)が限界だったような。
  • ラスボスは“なにかしら生まれた謎の生物”
    • 寧ろ、ラスボスは意味無く魔族の王。つまり魔王。
  • 主人公がありえないくらい強くて大活躍するor主人公がありえないくらい地味でサブキャラに出番を食われる
    • 無論、前者。今でも主人公は最強でなくてはならないと言う主張は変わらず。尤も『常に最強』から『苦戦しても絶体絶命の危機に陥っても、必ず逆転する』といった様な変化はあるが。あぁ、他にも『一回ぐらいは惨敗して、そこから這い上がる』という展開もアリだな。
  • 主人公はどこかの研究施設の実験体だった、または歴史的に重大な人物だったが、記憶喪失でその記憶を忘れている
    • 後者の設定だった記憶が。まぁただの村人よりも設定があった方が面白いとは思わないか?

 ……リスト作りながら思ったんだが、何かRPGっぽいのを作っても多分厨臭いRPGになりそうな気がする。結局、そういうのが好き(で、尚且つセンスの欠片も無い様)な人間なんだろうな、俺って。