思い出の作品達 四十八回 「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」

ゼルダの伝説 神々のトライフォース

ゼルダの伝説 神々のトライフォース




 本作は日本製ARPGの金字塔、「ゼルダの伝説」シリーズの第三作目に当る作品で、満を持してSFCにて発売された名作である。
 印象に残るCMやディスクシステム時代から飛躍的に進化した各種構成要素、魅力的で何処かしらコミカルなキャラクター達にフィールド音楽を筆頭とする舞台に映えるBGM、更には広大で変化に富んだ世界とそこに隠された様々なアイテム。初心者から熟練者までの幅広い層にて圧倒的な支持を受けた珠玉の作品である。『触っているだけで楽しい』『徐々に広がっていく探索地域を駆け回るのが楽しい』『謎を解いたり仕掛けを掻い潜った時の達成感が楽しい』などACT要素とRPG(ADV)要素の双方を高い次元で融合させた正に参考書の様な作品。
 まぁ俺はと言えばニワトリを苛め続けて報復を食らったり、ハートの欠片収集で躍起になったり、爆弾と矢の所持本数を無意味に最高まで鍛え上げたり(後者二つは兎も角)無駄に労力を裂いていたよなぁ……尤も、無意味な動作をしていても見ていて飽きない動きとひょんなところに隠された様々な要素を見つけ出すのが非常に楽しい作品だった。
 
 兎にも角にもはまった作品。