不思議のダンジョン 風来のシレン3 〜からくり屋敷の眠り姫〜 「そこに不思議のダンジョンがあるからさ」

不思議のダンジョン 風来のシレン3 ~からくり屋敷の眠り姫~

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 まぁ、本作に限って言えば『不思議「の」』じゃなくて『不思議「な」』じゃないだろうかと思っていたりするけどさ。
 つか、調整不足でこうなったのなら怠慢な難易度の甘さだし、調整してこれなら込められた意図を疑いたくなったりもする。
 ……アレだ、プロジェクト内のスタッフの意思統一にチグハグな感じがあるんだよな。
 
 それは兎も角、どうやら自己進化を行い自らの世界を創り上げていくからくり屋敷、そしてそこに根ざした生態系。
 からくり屋敷の侵食を止めようと奔走しているシレン達一行の進む果てに一体如何なる結末が待ち構えているのだろうか。
 
 尤も、そんな細かい事を風来人は気にしない。目の前に不思議のダンジョンがあれば、潜り、踏破するのみ。と言う事で、目の前に広がっていた水の山に登ることになった。火の次に水とは判り易い展開だろう。ダンジョン内に出現する敵も河童に魚にと水っぽい連中が軒を連ねており、中々に手強い迷宮といった感じであろう。尤も、一定以上にレベルと武具を鍛え上げ、更に盗の印か盗み避けの腕輪を準備し、ついでに復活の草を用意しておけば別段怖いものなど無いダンジョンに早代わりする訳だが。やはり、持ち込み無制限+レベルキープ制度を本編にするのは作品難易度を下げ過ぎると思う今日この頃。いやまぁ、チュンソフトローグライク・ダンジョンRPGにおいてシナリオ本編をクリアした後こそが本番なのは今更に始まった話でもないのだがな。
 さて、上記の様な大言を吐きながらミスってこっそり救助依頼を出していた事は内緒にしておいて、兎にも角にも全11階層を突破すると、おぼろその他公儀隠密の皆さんが海月に絡まれているのが発見出来る。泣きほくろの美少女?は助けるべしというプレイヤーの信念もといシナリオの都合からこれに助太刀して、いざボス戦へと突入する。ボスの外法海月は高頻度で水球を飛ばし武器防具へマイナス修正の攻撃を加えてくる。事前に金の印+予備のメッキの巻物を準備したりや金の剣/盾で装備を整えておけば無害な化け物と化すのだが、初見でそういった用意をしていなかった場合には中々愉快ならざる事態になるかもしれない。
 
 ボスを撃破後、一気にしおらしくなったおぼろが引き返していく事になる……本当に、センセー要らないからおぼろを旅仲間に出来ないかなぁ。操作可能キャラクター3種としてだと、センセーが一番特徴に欠けるから正直いらない子過ぎるんだよなぁ。ガリもとい裏切り者だしさ。