西風のラプソディ

 1998年発売の韓国で8万本を売り上げたPCゲーム、中世西洋っぽい世界を舞台にした正統派RPG。1999年に国内への移植を手掛けたのは我が愛する日本ファルコム……法則発動して無いのは何故に?まぁ、つぶれてもらっても困るわけだが……
 シナリオは、まぁ本筋はそれなりに面白い。サウンドはへたれているとは思わなかったので、及第点なのだろう。だが、システム面で大きく問題がある。操作性に難がありすぎるし、戦闘バランスもいい加減だ。これらはRPGをプレイする上での爽快感に直結する部分だけに致命的と言わざるを得ない。流石に『星をみるひと』や『道(TAO)』ほどに訳が判らないと貶すつもりは無いが、中堅以上の作品には手も足も出ない。ベタ移植ではなく、ここら辺りを手直ししてリリースしていればもう少し高評価だったのだが……まさかとは思うが、手直ししてアレだったとか言うオチではあるまい?


 まぁ、異色であることには間違い無いので、三桁で叩き売りされていて財布に余裕があるのなら買ってみても損ではないと思う。