思い出の作品達 第八回 「Final Fantasy 3」

ファイナルファンタジーIII

ファイナルファンタジーIII




 記憶が正しければ、色々と俺の初めてが詰まっている作品。
 初めて一人で攻略してクリアしたRPGであり、初めてバグ技を使ったゲームであり、初めてプレイした「ファイナルファンタジー」であり、初めてOSTを買ったゲームであった筈。どうでもいいことだが、ポーション99個技で経験値バグを起こした際に一番目のキャラクター名が『ニイト』になったのは、スクウェアが16年後の日本の現状を予言していた証拠なんだよっ!!ΩΩΩ<ナンダッテー!?
 ……まぁ、単純に俺の(その時の)キャラクターネーミングが上から『ナイト』『りゅうきし』『まけんし』『にんじゃ』だっただけなんだけどな。
 
 さて、本作は漸くリメイク移植が確定したと信じたいファイナルファンタジーシリーズ(以下FF)の第三作目に当たるRPGであり、各職業全てに固有グラフィックを搭載したジョブシステムの導入や当時最速の画面スクロール・オートターゲットシステム・被ダメージ数値の一斉表示などの実装など、FC時代最高峰のシステムを搭載したRPGとして当時圧倒的だったDQの牙城へ挑戦状を叩き付けた作品である。
 尤も、素晴らしいのは上記のシステムだけではなく、脚本・演出面での魅せ方(浮遊大陸から初めて外の世界へ飛び立った時の衝撃とか)や楽曲の美しさ(「悠久の風」はシリーズ屈指の名曲だと俺は断言する)など、全ての面において追随を許さない完成度を誇る作品である。
 
 あれから16年、古参が待ち望んでいたリメイクが漸く日の目を見ている……まぁ、姿形が凄まじく不安要素一杯だったりするが。
 ……WSC版の1・2みたいにオリジナル版の収録とかして欲しいなぁ……